クラシックギターのサドル調整(自己流)
YAMAHA SLG200NWの弦高が高いように思いノギスで測定したところ、12フレットで1弦3.2mmm、6弦3.6mmでした。標準は1弦3.0~3.5mm、6弦3.5~4.0mmらしいので、標準内の低めです。
そこで、下限の1弦3.0mm、6弦3.5mmを狙って別に用意した牛骨サドルを削ってみました。
若干プレーン弦のオクターブが高いように感じたので、1~3弦の位置を少し後ろにずらしてみました。
1. 作業手順(自己流です)
1) サドルの厚みをオリジナルの物(t2.5)やブリッジの溝幅に合うように、やすりで削ります。購入したサドルの厚みが同じだったので、殆ど削りませんでした。
この為、元の加工痕を消すことができませんでした。気になる人は、若干厚めサドルを購入したほうが良いかも知れません。その場合は厚みを均等にするのが面倒になります。
2) オリジナルのサドルを重ねて外形を鉛筆で描きます。
3) 万力にサドルを固定し、外径の0.5~1mmくらい外側をリュータに付けたカッティングディスクで削り落としました。目の細かい糸鋸でも良いと思われます。目の粗いレーザーソーや平やすりは、欠けが出るので避けたほうが良いです。
4) 万力にサドルを固定し、木片に240~360番の耐水ペーパーを両面テープで貼り付けたもので、外形の線まで削ります。高さをノギスで測定し、目標の高さより僅かに高いところまで削ります。この時、上面の角は落とさないで平らのままにします。
5) 仮組を行い、弦高の微調整とオクターブの確認をします。
SLG200NWオリジナルのサドルは上面の中心が頂点になっています。一方、削った方はまだ上面が平らなので若干オクターブが高くなるはずです。
6) 僅かにオクターブが高いようであれば、オリジナルの中心点まで頂点を後退させるために、サドルの上面に中心線を描きます。
7) 1~6弦までのナット側のサドル上面の角を丸みを付けながら斜めに削って頂点を後ろに下げます。
8) 仮組を行い、弦高とオクターブを確認します。プレーン弦は若干オクターブが高かったので、目分量で目標の頂点の線を描きます。概略後ろから1/4くらいの厚みの位置に線を引きました。
9) 4~6弦は中心で問題なさそうなので、中心線を消さないように前後の角をやすりで丸く削ります。特に4弦は切れやすいので、頂点を鋭角にせず後ろ側の弦の接触長を長くするように丸めます。
10) 1~3弦は後ろの線を目標にナット側の角を斜めに削ります。若干3弦が長く1弦が短くなるように削ります。この時、まだ後の角は削らずに上面を平らに残しておきます。
11) 仮組を行い、弦高とオクターブを確認します。音が高ければ更に接点が後ろになるように削ります。OKであれば、1~3弦の後ろ側も弦が沿うように丸く削ります。
12) 弦高を確認して、微調整します。
13) 耐水ペーパーの600番とコンパウンドで磨いて完成です。
ナイロン弦は張力によるピッチの変動が少ないので、弦高が低めであればオクターブ調整は不要かも知れません。弦高を高めにするなら、オクターブ調整は必要になる気がします。
2. 余談
下記の物を購入しました。
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これは円盤の端面でしか削れませんが、大雑把に外形を切り出すのには便利でした。側面でも削れるものの方が使い勝手は良いと思われます。
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樹脂製で外形のカットの精度が若干悪く、若干高めに読めます。目盛りの背景が黄色でコントラストが強いので読みやすいです。
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スライドシャフト用の穴の位置精度が悪く、そのままでは使えません。シャフトを外してやすりで穴を広げ、瞬間接着剤で再接着し位置を補正しました。それでも底面が平行にならないので、やすりで底面を平らにしました。ネジで削り量を微調整できるので便利です。樹脂製の安物でも良かったのかもしれません。
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これは全く役に立ちませんでした。小面積の耐水ペーパーを高速に往復させるので、直ぐに目が摩耗してしまい削れなくなります。








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