Wi-Fi 7 Router Aterm 19000T12BE
1. 前書き
IEEE802.11ac(WiFi 5)のWiFi Router(1Gbps LAN) + 光10G回線 を使用していたのですが、Quest 3のPC VRでコマ落ちが発生する問題がありました。そこで、NEC Aterm 19000T12BE(WiFi 7)に交換してみました。
PCのLANは2.5Gbpsなので、HUBを10GbpsRJ45x2/2.5Gbpsx4のTOKAIZ TSH-10Gに交換しました。TOKAIZは商社なので、中国設計製造だと思われます。メジャーなメーカだと10GbpsSPFやAll 10Gbpsの製品があるのですが、この仕様のHUBを発見できませんでした。
結論を言いますと、インターネットの速度は改善しましたが、目的のQuest 3のPC VRのコマ落ちは改善しませんでした。Wi-Fi RouterとQuest 3の距離が離れていることが原因かもしれません。
2. 初期設定
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Inernet接続
Inertnet接続は、WANとLANケーブルを接続し、電源を入れるだけで接続できました。今は自動認識になっているので簡単です。初期設定値も無難な設定になっているようです。 -
設定画面
紙の説明書やWebマニュアルでは、設定画面の表示手順が分かりにくいです。
過去に使用した製品では、Routerの設定画面を出すためのURL/IPアドレスが紙の取扱説明書に書かれており、それをブラウザのURL欄に入力して設定を開始していました。しかし、この製品はそれが書かれていません。
Web説明書の「つなぎかたガイド(親機)新規に設置の場合」の「STEP 6」に小さく書かれています。ここに辿り着くまでには、8回のクリックが必要です。
Atermののアドレスを自動検出するツールがあるのですが、これに辿り着くまでには、6回のクリックが必要です。
Aterm検索ツール Ver1.3
https://www.aterm.jp/support/verup/software/utl_win.html#search_tool1 -
Routerのアドレス変更
監視カメラのレコーダーにカメラのIPアドレスを設定してあるので、RouterのDHCPでアドレスが変わらないようにカメラのIPアドレスを固定しています。
RouterのベースIPアドレスもカメラに合わせて変更したのですが、アドレス変更後の再認識に時間が掛かります。
IPv4LAN側設定メモ
IPドレス/ネットマスク(ビット指定) : 192.168.10.1 --> 192.168.11.1 / 24
DHCP固定割当 エントリ一覧 : 監視カメラと監視レコーダのMACアドレスとIPアドレスを設定
- 初期設定値
*印が工場出荷値から変更したところです。
Wi-Fi基本設定
- 2.4GHz通信機能 : ON
- 5GHz通信機能 : ON
- 6GHz通信機能 : ON
- MLO : ON --> OFF*
- バンドステアリング : OFF
- メッシュWi-Fi機能 : ON -> OFF*
ファームウェア更新
時刻指定バージョンアップ
- 時刻指定バージョンアップ機能 : ON
- 更新時刻 : 1時0分 -> 2時22分* 他人と被らないようにした方がサーバーが軽いかな?
3. Quest 3のPC VRの効果
残念ながらあまり効果はありませんでした。
- MLO ON
頻繁にコマ落ちします。Quest 3は、WiFi 6E対応なので、MLO未対応のはずなのですが、何故MLOでコマ落ちが悪化するのか不明です。
MLO Onで6GHzをOFFにしても頻繁にコマ落ちするので、6GHzの電波の不安定さによるものではありません。
MLO Offだと、コマ落ちは少なくなります。
なお、MLOで問題なのは、リアルタイム性が必要なPC VRの通信などのみで、バッファーが確保できる通常のネットサービスでは問題はありません。
初期値のMLO ONだと、1つのSSIDで2.4、5、6GHzに接続できるので便利です。
MLO Offの場合は、周波数毎にSSIDが変わるので、分けて設定する必要があります。
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2.4GHzのみ
Virtual Desktopに、速度が遅すぎると表示されます。 -
5GHz、または6GHzのみ
MLO ONよりコマ落ちは少ないですが、どちらも似たようなコマ落ちをします。
速度は5GHzの方が僅かに速いですが、どちらも変動が大きいです。576Mbps~1441Gbpsくらいで変動しています。
木造1階の天井近くにRouterを置き、直線距離で約5mくらいの2階にQuest 3があります。間に本棚・壁・床がありますが、意外と6GHzでも通信できます。
2階でもRouterの真上近くだと安定して2401Mbpsが出ます。
- 有線LAN
Quest 3に2.5GbpsのUSB-LAN変換アダプタを付けてみました。
2.5Gbpsではなく1200Mbpsでリンクしましたが、リンク速度が全く変動せず安定しています。Wi-Fiは884MHzになることが多く、コマ落ちは有線の方が安定感があります。しかし、それでも時々大きなコマ落ちがあります。もしかすると、小さなコマ落ちは通信の影響で、大きなコマ落ちは他の要因かも知れません。Androidの他のタスクが要因の可能性もあります。
コマ落ちが気になるのは動きが速いRealFlightです。小型のラジコン機は姿勢変化が速いので、僅かなコマ落ちも気になります。Microsoft Flight Simulaterは実機なので姿勢変化の動きが遅く、多少コマ落ちしてもあまり気にならないです。
4. インターネット速度
PCのLANが2.5Gbpsです。なので、ここがボトルネックになります。
BNRスピードテストの結果
2026年7月18日 土曜日 20:08
下り:2.24Gbps
上り:427Mbps
Ping:9ms (Jitter 0.9)
BB.excite光10G(IPv6 Biglobe)
10GbpsのLAN製品は消費電力が大きくPC内の温度が上昇するし、速度も2.5Gbpsで十分なので、当面2.5Gbpsで運用するつもりです。
5. トラブルの有無
当方の環境では、Aterm 19000T12BEのトラブルは、全くありません。MLO Offで使用していますが、PC-VRを使用しなければ、工場出荷時設定で全く問題無さそうです。PC/監視カメラ/TVは有線LAN接続で、Wi-Fiを使用する機会が少ない環境です。
一般家庭向けのWi-Fi 7 Routerでユーザーレビューの評価が高いものはありません。トラブル報告が無い製品は存在しないようです。過去のネット情報ではNECが無難との情報が多かったのでNECにしました。
専門知識と財力があるなら、法人向けの製品の方が設定項目が多くて良いかも知れません。当方は知識が無いので無理ですけど。
NECの欠点は、他社と比べて設定できる項目が少ないことです。これは設定を簡単にする、無効な組合せ設定によるトラブルを避けるためだと思われます。でも、上級者向けメニューとして設定項目を増やしてくれると、嬉しいと思います。
6. Quest 3の録画
LANのHUBを2.5Gbpsにしたので、Quest 3のPC VRの通信をWi-Fiから2.5Gbps有線LANにし、Meta Quest Developer HubのUSB CastをOBSで録画しようとしたのですが、できませんでした。理由は、Quset 3のUSBにLAN付きのUSB-HUBを接続するとQuest 3がUSB Hostになるので、PCのMeta Quest Developer HubがQuest 3とUSB通信できなくなるためです。
7. HUB 10GbpsRJ45x2/2.5Gbpsx4 TOKAIZ TSH-10G 消費電力
Router側を10Gに接続し、2.5GでPCを2台接続した時の電力は、8.7W、0.53PF、0.158A、103.5Vでした。全ポート10Gだともっと消費電力が大きいらしいので、現時点では2.5Gbps程度が良さそうです。
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