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Panasonic VIERA TH-43MR770 PCの動画表示 音質評価

1. 前書き

テレビ(TH-43MR770)を購入したので、戸惑った点などを紹介します。

2. ネットワーク機器のコンテンツの再生

1. 取扱説明書

再生にメディアプレーヤーを使うらしいのですが、ビエラ操作ガイドのP.168のメディアプレーヤーに、メディアプレーヤーの起動方法が書かれていません。TVのメニューに「メディアプレーヤー」という表示は無いです。「接続機器一覧」がメディアプレーヤーの入り口なのかも知れません?

ビエラ操作ガイドのP.170の「機器やコンテンツを選択する」に「3.接続機器を選び、... 4.ネットワーク機器も表示されます。」と書いてありますが、パソコンが表示されません。ネットワーク機器の条件を満たしていないためだと思われますが、説明書に必要条件が記載されていません。

2. 原因

パソコンが表示されない原因は、パソコンがDNLAサーバー/メディアサーバーになっていないことです。

3. 対策

1) DNLAサーバーの設定

Windows 11の場合、[Start]-[Windowsツール]-[コントロールパネル]-[ネットワークと共有センター]-[メディアストリーミングオプション]-[メディアストリーミングを有効にする]-[OK]です。

2) フォルダの設定

  • Explorerで再生したい音楽や動画のフォルダを右クリック、[その他のオプションを確認]-[ライブラリに追加]-[ビデオ/ミュージック/ピクチャー]です。
  • Windows Media Player Legacyの[整理v]-[ライブラリの管理>]-[音楽/ビデオ/画像]-[追加]でフォルダを追加し[OK]でも良いです。

4. ミラーリング

ミラーリングとは、PCやスマホなどの端末の画面や音声をTVに出すことです。
ビエラ操作ガイドのP.300の「ミラーリングを使う」に「お手持ちの端末のミラーリング機能については、端末の取扱説明書をご覧になるか、」と書いてあります。それ以上のことは書かれていません。端末であるWindows PCの取扱説明書に、ミラーリングのことは書かれていません。

Google検索したら、次の記事が見つかりました。

操作

  • TVを[ホーム]-[機器設定一覧]-[ミラーリンク]にした状態で、Windows PCの[Windowsマーク]を押しながら[k]を押すと、キャスト先としてTVが表示されるのでそれをクリックします。すると、初回のみTVに許可を求めるメッセージが出るので、決定ボタンで許可するとTVがPCの外部モニタになります。

  • [メニュー]-[≡]-[ネットワーク]-[ミラーリンク]-[かんたんミラーリンク]をオンにすると、TVの電源が入っている状態で、PC側をキャストすると、TVがPCの外部モニタに切り替わります。

  • 外部モニタは、複製にも拡張にも設定できます。[Windowsキー]+[p]で複製/拡張切替。[Shift]+[Windowsキー]+[→/←]でWindowの画面移動。

5. オーディオと音質

前のTV(日立 L37-XR01-2)より聴感で音質が悪いです。現在のテレビは、TV画面の縁が狭くスピーカの搭載場所が悪化し、音質が悪化したようです。

そこで、外部スピーカーを検討したのですが、前のTVとデジタル音声出力の仕様が異なり、同じ仕組みにはできませんでした。前のTVはデジタル音声がLINE OUTで、TVの音量コントロールの影響を受けませんでした。

ビエラは、デジタル音声出力(光)とTV本体のスピーカーの音量調整と消音が共通です。TV本体スピーカーを消音し、デジタル音声出力だけから音を出すことができません。TVと外部スピーカーの両方から音を出すと、両者の音色が異なるので違和感があります。消音の代わりにTVスピーカの音量を絞り外部スピーカーのゲインを上げたら、PCMのS/Nが悪化し駄目です。よって、デジタル音声出力を外部スピーカに使用することを断念しました。

イヤホンとTVスピーカの同時出力をオンにすると、イヤホンの音量はメニューで設定し、スピーカの音量はリモコンで調整する動作になります。メニューのイコライザーや低音強調は、スピーカーのみに働き、イヤホンには働かないようです。そこで、イヤホン出力をアンプ経由で外部スピーカに接続するようにしました。これにより、TVスピーカの音量はTVリモコン、外部スピーカの音量はアンプで調整することができるようになります。アナログ接続である点が残念ですが、REWでのf特測定結果は改善しました。

SONYのBDレコーダのリモコンは、音量ボタンを他社のAVアンプに割付けることができるので、TVとAVアンプをコントロールできます。Panasonicと異なり、AVアンプで外部スピーカを使うことが考慮されています。AVアンプのリモコンは学習リモコンなので、それでもTVとAVアンプをコントロールできます。

外部アンプとの電源連動

TVにHDMI出力が無いので、HDMI-CECによるAVアンプとTVの電源連動はできません。なので、PC電源連動タップ「サンワサプライTAP-RE4MN」を使いました。外部機器用のUSB端子は、TV電源Offでも電源が切れません。録画用のUSB2端子は電源連動タップの信号に使えそうです。しかしUSB制御仕様が不安なので、電流検出タイプを選びました。このTVはスタンバイ時の電流が26mAなので、感度調整無しで使えました。Off時はUSBと同様にタイムラグがあります。

このタップには「本機はパソコン専用です。その他の機器ではご使用できません。」と黄色で大きな注意書きが入っています。最大電力は問題ないですが、アンプは大容量の電源平滑コンデンサを使用しているので、突入電流については注意が必要です。これが大きいとリレーの接点を劣化させ、発火することも考えれれます。オシロスコープとクランプ式の電流プローブで突入電流を測定したところ3.12Aでした。定常電流は78mAなので、ほぼ平滑コンデンサの充電電流でしょう。一般的なリレーの仕様では1桁大きい試験をしているようなので、十分耐えられる数値だと思われます。しかし、メーカーの注意書きを無視した使い方ので、自己責任となります。突入電流を測定できない人は、使用しない方が賢明です。

アンプはONKYO A-V801PROなのですが、その時代の他のONKYOのアンプの回路を見ると、突入電流防止回路のようなものは無さそうです。パワーインフェイズトランスが入っていて、これで多少電流が抑えられているのかも知れません。逆に切断時はこのトランスが悪影響を及ぼしますが、電源OFF時は消費電流も小さいので、それほど心配ないと思われます。
260712tvon

周波数特性

Room EQ Wizardで測定した結果を次に示します。https://www.roomeqwizard.com/

  1. TVスピーカー補正無し(音声モード=ユーザー、サラウンド音場設定=オフ、低音強調=オフ、スポーツ連動=オフ、音量オート=オフ、音量補正=0、明瞭調整=オフ、AVシンク=オフ、ダイアログエンハンスメント=オフ)
  2. TVスピーカー補正あり(イコライザー:150Hz=+3dB、12kHz=+6dB、その他=±0dB。低音強調=オン)
  3. 外部スピーカー(Pioneer S180Ⅲ)https://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/speaker/s-180iii.html

260630rnoeq260630req260630rs180260630r
260630lnoeq260630leq260630ls180260630l

  1. TVスピーカー補正無しの周波数特性は、約150Hz~8kHzくらいです。4K画質にふさわしくないローレゾ音声です。
  2. TVスピーカー補正ありで多少改善しますが、音楽番組は厳しいです。背面スピーカーの反射波の合成音なので、補正は難しいです。
  3. 外部スピーカーは高低音ともよく出ます。左の低音が大きいのは、部屋のコーナー側面壁際に配置しているからです。これは部屋の影響なので、コーナーから離すなど配置を変えないと下がりません。(DSPで多少は補正できるかも知れませんが? https://www.minidsp.com/products/minidsp-in-a-box/minidsp-2x4-hd 115円/USD位のときに買っておけばよかったと後悔)

測定条件

  • マイクの位置 : TV前面中央から約1.2m
  • PCとTVの接続 : 有線LANのキャストで接続です。キャストだと時々僅かな音声ノイズが入ります。HDMI接続の方が良かったですね。
  • マイク : メーカーキャリブレーションデータ付きUMIK-1。https://www.minidsp.com/products/acoustic-measurement/umik-1
  • No timing reference で測定。(Use Acoustic Time Refernceでは、うまく行きませんでした。)
  • 測定音量 : Check Levelsでの値は、約-55dBです。

6. 余談

19年使用した日立L37-XR01-2が壊れたので買い換えました。画面に縦筋が入るのですが、画像によって出る場所や量が異なるので、液晶パネルとその駆動系では無く画像処理系の故障です。画像処理系のLSIの半田をヒートガンで溶かせば直るかも知れませんが、分解が面倒なのと古いので止めました。

TH-43MR770は発売(2023年10月)から約2年8ヶ月経過した機種ですが、IPSパネルで手持ちのラックに入るものがこれしかありませんでした。HDD/BD付という点が良いです。カタログにはまだ掲載されており(2026年7月時点)、2026年製でしたので、一応現行品です。

1) 取扱説明書

昔からPanasonicの取扱説明書やWebページは、分かりにくいです。特にネットワーク関連の情報が不足しています。

2) 性能

  • 動作は速いです。工場出荷時設定では、電源Offでも何かが回っている音がしていました。その後、エコ設定などをしたところ、電源Off時に回っている動作音が無くなり、26mA、0.00W、力率0.0になりました。これでも、起動が速いです。
  • 4Kのアップコンバートはきれいです。SD解像度のものでも、元画像がぼけていなければ、解像感が向上します。
  • 色温度が中だと高いように思えます。低1にしました。
  • 入出力端子は少ないです。ネット機器に接続できます。
  • androidアプリは、既定のものしか入りません。VLC for androidは入りません。なので、再生できるファイルはメジャーなものに限ります。
  • PanasonicのTVを使うのは、初めてです。Panasonicの昔のTVは、音質も売りにしていたような気がするのですが...
  • デジタル音声出力がTVスピーカの音量と連動するという仕様の意図が分かりません。PanasonicのTVオーディオの設計者が何を想定しているのでしょうか? AVアンプやサウンドバーで外部スピーカーに切り替える使い方が一般的だと思うのですが。

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