加湿器 CAREPOD J60HV 使用記
加湿器を買いました。選択ポイントは、手入れが楽でフィルターなど交換が必要な消耗品が無いものです。消費電力の観点でスチーム式は避けました。
1. 候補
1) CAREPOD J60HV
加熱超音波式、週1回以上超音波振動子掃除、エアーフィルターは水洗い、水フィルター無し、主に洗う部品は6点(タンク、蓋、パッキン、振動子、エアフィルタ、本体)。韓国の会社です。
https://carepodjapan.com/products/j60hv
2) cado STEM 500H
加熱超音波式、90日で掃除、エアーフィルターは水洗い、水フィルターは6か月で交換、主に洗う部品は6点(タンク、水槽、ダクト、リフレクタ、ノズル、エアフィルタ)。日本の会社です。
https://cado.com/products/hm-c500h
3) T-fal スチーム アンド ミスト
加熱超音波式、3日1回超音波振動子とヒーター掃除、フィルター無し、主に洗う部品は5点(水タンク、水タンクカバー、水槽、振動子、ヒーター)。フランスの会社です。
https://www.t-fal.co.jp/home-appliances/humidifier/products/steamandmist-1830008833/
4) IRIS OHYAMA enemist
気化式、1ヶ月1回加湿フィルター掃除、主に洗う部品は5点(加湿フィルタ、水タンク、ファンカバー、ファン、銀ビーズケース)日本の会社です。
https://www.irisohyama.co.jp/news/2025/?date=0822
掃除がしやすくメンテナンスで交換する部品が不要との理由から、CAREPOD J60HVにしました。
2. 感想
1) 設定できる項目が少ない。
自動加湿ではミストの量が中段階位の1種類しかありません。ON/OFF制御です。中段階でもミストの量が多いと感じるので、PID制御をするか選択式にして欲しいものです。
目標湿度設定も変更できません。仕様には40~60%を保つと書かれており、実際にその範囲になります。
自動加湿は、最初の20~30分は連続加湿になる仕様なので、開始時の湿度が高いと60%を越えることがあります。
20~30分以降は、スタンドに付けた状態で50cmくらい離れた床面での湿度で、約46%で加湿が始まり約51%で加湿が止まるようでした。なので、過加湿が継続することは無いです。
水温が低い時のミストは下降しますが、水温が十分高くなると少し上に上がります。なので、ヒーターを入れていれば床面が濡れる可能性は少ないのと思われます。
水道水を使用した場合、水フィルターが無いからかミストに僅かに塩素臭がします。その代わり、フィルターの清掃や交換が不要です。直接ミストが鼻に当たらなければ、気になるほどの臭いではありません。
2) タンクの脱着時に振動子が倒れてきて邪魔
少し前に本体が傾いていると、振動子が前に倒れてきて、タンクの脱着を邪魔します。あと1~2度開き角が大きいと良いかも知れません。水平に設置すれば問題ないです。
蓋の開け閉めを繰り返すと、振動子がコネクタから少し浮いてきます。Oリングがあるので直ぐに水が接点に入ることはありませんが、毎回抜けかかっていないか確認したほうが良いでしょう。
3) 最低水位のメモリが無い
最低水位のシールが貼ってあるのですが、そのシールには使用時に剥がせと書いてあります。シールを剥がすと最低水位が分からなくなります。間抜けな設計です。加温限界と加湿限界の水位メモリもプレスで付けるのは、当たり前だと思うのですが...
4) 残水が多い
1/3くらいの水位だと加温しません。構造上振動子の厚み以下の水位だと動作できません。なので、加湿に使えずに捨てる水が多いです。タンクを掃除しやすい形にしていることが影響しています。
5) 水タンクのエッジ
ステンレスの容器の端面はバリ取りしている程度であり、丸くは無いです。日本の大手家電メーカならNGにする設計です。ステンレス製の針金取っ手があると良いのですが。
ステンレスのタンクと蓋は、清潔感があり良いです。鋭利な凹凸が少ないので、掃除が楽でカビなども付きにくいと思います。
6) 電源は完全OFFにはならない
静電タッチ式電源スイッチなので、完全にオフにはなりません。
待機電力は1.0Wでした。
超音波加湿時は25.7W、加温加湿時は水温が低い時で約200Wくらいでした。加温加湿時の電力は水温や周囲の温湿度で大きく変わります。消費電力は、加熱式より大幅に少ないです。給湯器のお湯を入れれば、更に電力が減ります。
加温加湿時の力率は0.97でした。
7) 電源ケーブルは本体固定
スタンドに付けた状態で足に引っ掛かると倒れます。温度が低いので火傷することはありませんが、本体は壊れる可能性がありますね、
8) スタンドは金属製で重い
金属製なのでスリムにも関わらず剛性が高いです。
足のゴムが外れやすいです。⇒両面テープを併用しましたが不十分です。接着したほうが良いかも知れません。
水を入れた状態で大地震があれば倒れそうです。仮にキャスターがあれば倒れにくいのかも知れません。まあ、大地震で倒れるのは仕方ないです。
9) 大きいく目立つ
四角なので大きく感じます。円筒の方が良いと思います。
10) 水滴音がする。
振動子により水が跳ねるため水の音がします。小さい音では無いです。
この音は、掃除を楽にするために、メインタンクの水中で振動子を動作させるいう構造を採用していることが原因だと思われます。
他社の製品は、メインタンクの下に振動子があり、そこに水を導く構造なので、音が小さいのだと思われます。その代わり、構造が複雑になり掃除しにくくなります。
11) 掃除しやすい
パッキンの溝が細い角型なので掃除しずらそうですが、その他の部品は鋭角部分が少なくとても掃除しやすい形状をしています。
毎日使用しない時間帯に水を捨てて、蓋を開いた状態で見えている蓋、振動子、タンクの水をタオルでふき取って乾かせば、水垢の付着やカビの繁殖を抑えられます。
12~2月の3ヵ月ほど使用しましたが、他の製品のようなクエン酸によるクリーニングや定期メンテナンスは不要でした。冬場ということもありますが、パッキンの裏側や溝部分も3ヵ月間ノーメンテナンスでカビや水垢は全く発生しませんでした。
部屋の埃量にも影響しますが、エアフィルタは3ヵ月目で僅かに埃が付いたので掃除機で掃除しました。エアフィルタも掃除しやすいです。
全体的に大手家電メーカーのような細かいところの気配りが弱いです。また制御機能が貧弱です。
しかし、とても掃除がしやすい構造をしています。
12) 掃除しにくい・できないところ
ステンレスの蓋とパッキンの間は、若干水垢が付きました。僅かな量では無いので気になりませんが、夏場などはカビになるかもしれないので、たまにステンレスの蓋を外してクエン酸で掃除したほうが良いかも知れません。
振動子の軸の部分はタオルなどが入らないので、たまに綿棒で掃除したほうが良いかも知れません。ヒンジ部の外側を取り外しできるようにすると、良いかも知れません。
ファンとダクトは分解できないので掃除ができません。ここは上のパネルを取り外し可能な構造にして、掃除できるようにしてほしかったですね。
3. 総評
値段が高く欠点も多いですが、メンテナンスのしやすさはトップクラスだと思われます。メンテナンス性と省電力を優先するなら、2025年時点では良い選択だと思います。カビをまき散らさないことが最重要だと思うので、メンテナンス性最優先で選ぶのが良いでしょう。
4. 将来性
改良の余地が数多くあるので、今後に期待したいです。
掃除の観点で見ると、基本的な構造はとても良いので、継承して欲しいです。
表示をLCDパネルなどに変えて、細かい調整や制御ができると良いです。
水音問題は、直接振動子が水面に触れないような構造が必要かもしれません。
本体を円筒状にすれば、小さくなり圧迫感も減ると思います。
パッキンはエッジにRを付ければ、掃除しやすくなると思います。Oリングのような簡単な形状の方が掃除しやすそうです。
コスト競争力がある大手がこの方式を採用してくれると嬉しいのですが、特許を押さえている気がします。
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