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2025年12月

Excel Power Query Table.Combine を用いた複数ブック、複数シートの縦結合

1. 前置き

クリック操作による[フォルダから取得]からの[ファイルの結合]や[展開]では、Table.ExpandTableColumn()やTable.ExpandRecordColumn()が用いられます。これらの処理は、結合展開される前の各テーブルの項目が同じである必要があります。
途中で新項目が追加されるなどして、新旧で異なる項目の表を縦結合する場合は、この方法が使えません。そこで、過去にTable.Combine()を使用する方法をメモしました。

過去の記事

Power QueryでExcelの複数のシートを縦結合する方法:2025/02/21:当ブログ
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/02/post-b425f3.html

Excel Power Query : フォルダ指定でブックとシートを取得しシートを整形結合:2024/08/18:当ブログ
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2024/08/post-9c6b07.html

これらの記事は、詳細エディタで関数クエリや結合クエリを書くので、保守や業務引継ぎがしにくいです。

本記事では、できるだけクリック操作とヘルパークエリを用いることで、Power Query M言語のコーディングが苦手な人でも保守が可能な方法をメモしました。

なお、本記事の方法では、処理コードが冗長になります。後任者がコーディングできるのであれば、過去記事のように直接詳細エディタでコードを書いた方が良いです。また、各シートの項目を同じにできる場合は、Table.ExpandTableColumn()やTable.ExpandRecordColumn()を用いる方が簡単になります。

制限事項

  1. 若干のPower Query M言語によるコーディングはあります。
  2. 本例では日付が横にピボットされているので、日付を判別してピボット解除した方が改変しやすくなります。しかし本記事ではこの点がポイントでは無いので、ピボットしない列名を指定してピボット解除しています。この為、後からピボットしない項目を追加するとエラーになります。
  3. 素人の記事ですので、使用される場合は、検算を行い自己責任で使用してください。仕組みを理解せずにコピペで使用することは避けてください。

2. 入力

旧ファイル

ブック名:251220com24.xlsx, シ-ト名:24.1H
商品 店舗 2024/4/1 2024/7/1
商品A A店 1 5
商品B A店 2 6
商品A B店 3 7
商品B B店 4 8

 

ブック名:251220com24.xlsx, シ-ト名:24.2H
商品 店舗 2024/10/1 2025/1/1
商品A A店 9 13
商品B A店 10 14
商品A B店 11 15
商品B B店 12 16

新ファイル

ブック名:251220com25.xlsx, シ-ト名:25.1H
商品 店舗 担当 2025/4/1 2025/7/1
商品A A店 Aさん 17 23
商品B A店 Aさん 18 24
商品A B店 Aさん 19 25
商品B B店 Aさん 20 26
商品C A店 Cさん 21 27
商品C A店 Cさん 22 28

特徴

  • 新ファイルに担当が追加されている。
  • 新ファイルは、日付以外の全ての旧ファイルの項目を含む。本例では日付のピボット解除するための必要条件になります。
  • 各シートの2行目が項目見出し行である。

3. 出力

商品 店舗 Book Sheet 担当 日付 売上
商品A A店 251220com24.xlsx 24.1H null 2024/04/01 月 1
商品A A店 251220com24.xlsx 24.1H null 2024/07/01 月 5
商品B A店 251220com24.xlsx 24.1H null 2024/04/01 月 2
商品B A店 251220com24.xlsx 24.1H null 2024/07/01 月 6
途中省略            
商品C A店 251220com25.xlsx 25.1H Cさん 2025/04/01 火 21
商品C A店 251220com25.xlsx 25.1H Cさん 2025/07/01 火 27
商品C A店 251220com25.xlsx 25.1H Cさん 2025/04/01 火 22
商品C A店 251220com25.xlsx 25.1H Cさん 2025/07/01 火 28

[Book]と[Sheet]が不要であれば、処理が簡単になります。

4. 手順

§ サンプルシートの作成

ヘルパークエリのパラメータの初期値となるサンプルシートを作成します。後でこのシートをサンプルにしてヘルパークエリを作成します。

  1. 集計をファイル名に含む集計ブックを開き、[データ]-[データの取得v]-[ファイルから>]-[Excelブックから]でサンプルにするExcelブックを選択し[インポート]、サンプルにするシートを選択し[データの変換]、右の名前を"サンプルシート"に変更。
  2. 右のソースとナビゲーション以外のステップの左の×をクリックして削除。ソースとナビゲーションの2ステップだけにする。⇒サンプルシートが完成。

§ パラメータの作成

パラメータにサンプルシートを設定します。

  1. [ホーム]-[新しいソースv]-[その他のソース>]-[空のクエリ]で右の名前を"パラメータ1"に変更。
  2. 左の"パラメータ1"を右クリックし、[パラメータへ変換する]。
  3. [ホーム]-[詳細エディタ]で次のように修正し[完了]。⇒ヘルパークエリの"パラメータ1"が完成。
"" meta [IsParameterQuery=true, Type="Any", IsParameterQueryRequired=true]
↓
#"サンプルシート" meta [IsParameterQuery=true, BinaryIdentifier=#"サンプルシート", Type="Table", IsParameterQueryRequired=true]

§ シートの整形ヘルパークエリの作成

パラメータ1に設定したサンプルシートをデータベース形式に変更するヘルパークエリを作成します。最初にパラメータ1をソースに設定します。

  1. [ホーム]-[新しいソースv]-[その他のソース>]-[空のクエリ]で右の名前を"サンプルシートの変換"に変更。
  2. 数式バーに次の様に入力し、✓をクリックする。⇒サンプルシートが表示される。
= パラメータ1
  1. 右のソースとナビゲーション以外のステップの左の×をクリックして削除。ソースだけにする。

ここからシートの表を縦結合する前の状態にするステップを追加してください。シートの表の形により手順が異なります。以下の操作は、2.入力表の場合の手順例です。

補足:本例の入力表なら、普通はここで日付をピボット解除した方が良いです。しかし、Table.Combine()を使うと異なる項目の表の縦結合ができるので、ここでは日付が横項目になった状態のままとします。

参考:もし、表の上部に項目にしたい情報があれば、次の記事の4.手順例の9,10,18,19.の店舗と年月を項目にする手順を参考にしてください。
複数ブック、複数シートをPower Queryで1つの表にする方法(1ヘルパークエリ)
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/11/post-d0f322.html

  1. [ホーム]-[行の削除v]-[上位の行の削除]で行数に1を入力し[OK]。
  2. [変換]-[1行目をヘッダーとして使用v]-[1行目をヘッダーとして使用]。
  3. 右の最後の"変更された型"の左の×をクリックして削除。
  4. 左の"サンプルシートの変換"を右クリックし[関数の作成...]で関数名に"シートの変換"と入力し[OK]。⇒"シートの変換"関数クエリが完成。
  5. 左のクエリをドラッグして次のように並び替えます。
    251220combine1(集計は次の手順で作ります)

注意:修正をするときは、"サンプルシートの変換"を修正します。ヘルパークエリの機能で"シートの変換"関数クエリが連動して修正されます。直接"シートの変換"クエリを詳細エディタで修正しないでください。

§ 集計クエリの生成

Excelのデータの取得のフォルダから全ブックの全シートを取得し、シートの変換関数クエリで整形してから結合します。

  1. 左の"その他のクエリ"を選択し、[ホーム]-[新しソースv]-[ファイル>]-[フォルダー]でフォルダを選択し[開く]-[データの変換]、右の名前を"集計"に変更。
  2. "Name"列の▼-[テキストフィルタ]-[次の値で始まらない]-[詳細設定]で次を入力し[OK]。
および/または:列:演算子            :値
______:Name :次の値で始まらない:~$ // 一時ファイルを除く
および:Name :指定の値を含まない:集計 // 集計ファイルを除く
および:Extension:指定の値に等しい :.xlsx // .xlsxのみ対象とする
  1. "Content"を選択し、Ctrlを押しながら"Name"を選択、右クリックし[他の列の削除]。
  2. [列の追加]-[カスタム列]で次のように入力し[OK]。
新しい列名:カスタム
カスタム列の式:= Excel.Workbook([Content], null, true)

解説:Excel.Workbook()は、Excelブックの内容(シート他)を返す関数です。これを次のステップで展開(Table.ExpandTableColumn)することにより、各ブックの内容が行に展開されます。第2引数のnullは1行目をヘッダとしない設定です。第3引数のtrueは型の自動設定をしない設定です。

  1. "カスタム"列の矢印アイコンをクリックし、"さらに読み込む"をクリックし、"Data"、"Item"、"Kind"のみチェックを残し、"元の列名をプレフィックスとして使用します"のチェックを外し[OK]。
  2. "Kind"列の▼-[テキストフィルター]-[指定の値に等しい]で値にSheetと入力し[OK]。
  3. [列の追加]-[カスタム関数の呼び出し]で次のように入力し[OK]。
新しい列名:シートの変換
関数クエリ:シートの変換
パラメータ1:Data

解説:展開したシートの内容を関数クエリで1つずつ整形します。これを後のステップで縦結合(Table.Combine)します。(カスタム列の追加の場合の式:= シートの変換([Data]) )

  1. "Content"列を選択し、Ctrlを押しながら"Data"と"Kind"列を選択し、右クリックで[列の削除]。

Table.ExpandTableColumn()と異なり、後で行うTable.Combine()では[シートの変換]に無い項目は縦結合されません。なので、この次のステップで[シートの変換]にブック名やシート名などを追加した列を追加します。ブック名やシート名が不要であれば、次のステップをスキップしてください。

  1. [列の追加]-[カスタム列]で次のように入力し、[OK]。
新しい列名:カスタム
カスタム列の式:
= let
book = [Name],
sheet = [Item]
in
Table.AddColumn(
Table.AddColumn(
[シートの変換],
"Book",
each book
),
"Sheet",
each sheet
)

解説:[シートの変換]には[Name]、[Item]が無いので、[シートの変換]のeachの中で[Name]、[Item]を指定すると「[Name]、[Item]が見つかりません」というエラーになります。そこでTable.AddColumn()の外で、変数に[Name]、[Item]を代入することで、eachの中でその変数を使いブック名とシート名を追加しています。

  1. 右の最後のステップ"追加されたカスタム"が選択された状態で、数式バーの[fx]アイコンをクリックし、次の式を入力し[✓]アイコンをクリックします。
= Table.Combine(追加されたカスタム1[カスタム])

解説:前のステップである'追加されたカスタム1'の[カスタム]列の中のTableを縦結合するというコードです。各Table内の同じ列名を縦に結合するので、列の順番は関係ありません。列名が無い表のフィールドはnullになります。

余談:このステップはクリック操作で追加できないので、直接数式バーにコードを記述します。[ホーム]-[クエリの追加v]-[クエリの追加]で仮のテーブルを結合し、数式バーで引数を修正しても良いです。

  1. "シートの変換"列の矢印アイコンをクリックし、"さらに読み込む"をクリックし、"元の列名をプレフィックスとして使用します"のチェックを外し[OK]。
  2. [Book]列を選択し、Ctrlを押しながら[Sheet]、[商品]、[店舗]、[担当]列を選択し、[変換]-[列のピボット解除v]-[その他の列のピボット解除]。
  3. 数式バーの"属性","値"を"日付","売上"に書き換える。
  4. 適当な列を選択し、Ctrl+aで全列選択し、[変換]-[データ型の検出]。適切ではない型を右クリックし[型の変更]で再設定し[現在のものを置換]する。(ここでは[売上]列の型を10進数に変更する。)
  5. [ホーム]-[閉じて読み込むv]-[閉じて次に読み込む]で"接続の作成のみ"を選択し[OK]でExcelに戻る。

以上で集計クエリに縦結合したテーブルが完成しました。
251220combine2 251220combine3

§ Excelシートに読み込む

  1. 右の"クエリと接続"の"集計"クエリを右クリックし[読み込み先…]で必要な形式を選択し[OK]。
    本例では"ピボットテーブル"を選択し[OK]。(3.出力の表を出すなら"テーブル"を選択してください。)
  2. ピボットテーブルを選択し[ピボットテーブルのフィールド]-[ピボットテーブル]-[オプション]-[レイアウトと書式]で"更新時に列幅を自動調整する"のチェックを外す。
  3. [デザイン]-[レポートのレイアウト]-[表形式で表示]。
  4. [デザイン]-[小計v]-[すべての小計をグループの末尾に表示する]。§
  5. [デザイン]-[総計v]-[列のみ集計を行う]。
  6. "ピボットテーブルのフィールド"で次のように項目をドラッグする。
列:[日付]。行:[商品]、[店舗]、[担当]。Σ値:[売上]。
  1. 四半期(日付)、日付のチェックを外す。
  2. [ピボットテーブル分析]-[+/-ボタン]を非選択にする。
  3. データの変更、追加があれば、[データ]-[すべて更新v]-[すべて更新]で更新される。

5. サンプル

ダウンロード - 251220combine.zip

C:\Users\Public\Documents\251220combine の下にファイルを置いてください。

サンプルの見方

  1. Power Queryエディタの表示方法
    ① [データ]-[クエリと接続]で右に"クエリと接続"を表示。表示されない時は、もう一度操作する。
    ② 適当なクエリを右クリックし、[編集]でPower Query エディタが開く。
    ③ 右の適用したステップの各ステップをクリックし、各ステップでどのように表が加工されるのかを確認する。
    ④ 各ステップの右の歯車アイコンで追加した列の式や設定などの確認をする。
    ⑤ [ホーム]-[詳細エディタ]で選択したクエリのPower Query Mのコードが表示される。各ステップの数式バーでもコードを確認できる。

  2. データの更新方法 ★ 自動計算されないので、手動で更新してください。
    ① 元データを修正したら元データファイルを保存。
    ② 集計ブックで[データ]-[すべて更新v]-[すべて更新]。

6. 参考情報

表を整形する。ファイルを統合する。両方やらなくっちゃあならないってのがつらいところ、でもない。【Excel Power Query】:2022/10/15:ExcelドカタCH
https://www.youtube.com/watch?v=PCThHqvQKIU 1シートの複数ブックの結合です。

【Excel パワークエリ】これを見ても、まだコピペでいいなんて言うヤツ……いねぇよなぁ:2024/04/13:ExcelドカタCH
https://www.youtube.com/watch?v=UapvFSxv2mE リスト(テータベース)形式の複数シートの複数ブックの結合です。

Power Query:複数のシートのデータを縦結合する(ヘルパークエリ編):2023/11/14:なんでもエクセル(Nandemo Excel)
https://nandemo-xl.hatenablog.com/entry/2023/11/14/161634 1ブックの複数シートの結合です。

7. 関連記事

Power Queryで複数の表を結合する方法(まとめ):2025/11/06:当ブログ
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/11/post-341d5f.html

Power Queryで表をリスト形式に整形する方法(まとめ):2025/11/16:当ブログ
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/11/post-4925ca.html

複数ブック、複数シートをPower Queryで1つの表にする方法(1ヘルパークエリ):2025/11/04:当ブログ
https://app.cocolog-nifty.com/cms/blogs/632678/entries/95705664 本記事のTable.ExpandTableColumn()版です。

8. 余談

Excelのワークシート関数の進歩により、Power Queryのクリック操作では簡単にできないような整形もワークシート関数でできるようになって来ました。Power Queryのクリック操作の機能も増やして欲しいですね。

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Excel Power Queryで縦横に複数の子表が並ぶシートをデータベース形式に整形

1. 前置き

Yahoo!知恵袋に次の質問がありました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12323168812

VBAかPower Query Mのコードを書くのがシンプルで良いと思いますが、コードを書けない人もいると思います。そこで、ステップ数が多いですが、できるだけPower Queryのクリック操作で整形する方法を考えてみました。

質問は1ファイル複数シートですが、ここでは1シートを1クエリで整形する方法を紹介します。
これを関数クエリにすれば、複数シート、複数ブックにも応用することができます。

参考:

複数ブック、複数シートをPower Queryで1つの表にする方法(1ヘルパークエリ)
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/11/post-d0f322.html

Power Query:複数のシートのデータを縦結合する(ヘルパークエリ編)
https://nandemo-xl.hatenablog.com/entry/2023/11/14/161634

回答者さんへの返信で追加されたTRUE/FALSE、ラック番号は無いものとします。対応するためには、ラック番号の行を判別する仕様定義が必要です。例えば、Column1がFALSE/TRUE以外でColumn2~5がnullであればラック番号の行であれば、コードや商品と同じような仕組みでラック番号に対応することができます。

2. 入力

子表が縦横2個、合計4個の例

商品場所                        
                       
コード A123456789         コード A123456790        
品名 100001         品名 100002        
ロット   入数 箱数 合計   ロット   入数 箱数 合計  
aswdw   12 3 36   88888   8 1 8  
qwrq   3 4 12   99999   9 2 18  
333   5 2 10   1000   10 3 30  
TOTAL     16 104   TOTAL     15 160  
コード A123456791         コード A123456792        
品名 100003         品名 100004        
ロット   入数 箱数 合計   ロット   入数 箱数 合計  
777   17 1 17   aaa   10 2 20  
888   18 2 36   bbb   20 3 60  
999   19 3 57              
000   20 4 80              
TOTAL     15 295   TOTAL     20 700  
  • 上2行は不要な行です。
  • 1つの子表は5列です。右の子表との間に空白列が1列あります。即ち、6列毎に子表が横に並びます。
  • 1つの子表の行数は可変です。
  • 1つの子表の左端の列の最初の行は"コード"で最後の行は"TOTAL"です。

余談:そもそも論として、このような集計しにくい入力表を作らない方が良いと思います。

3. 出力

コード 品名 ロット 入数 箱数 合計
A123456789 100001 12 3 36 aswdw
A123456789 100001 qwrq 3 4 12
A123456789 100001 333 5 2 10
A123456791 100003 777 17 1 17
A123456791 100003 888 18 2 36
A123456791 100003 999 19 3 57
A123456791 100003 000 20 4 80
A123456790 100002 88888 8 1 8
A123456790 100002 99999 9 2 18
A123456790 100002 1000 10 3 30
A123456792 100004 aaa 10 2 20
A123456792 100004 bbb 20 3 60

4. 整形手順

1) データの取得

(1) [データ]-[データの取得v]-[ファイルから>]-[ブックから]でブックを選択し[インポート]、シートを選択し[データの変換]でPower Queryエディタに取込み、右の名前を"サンプルシートの変換"に変更。
(2) 右の"ソース"と"ナビゲーション"以外のステップを削除。

2) 不要な先頭行を削除

(3) [ホーム]-[行の削除v]-[上位の行を削除]で行数に2を入力し[OK]。

Column1 Column2 Column3 Column4 Column5 Column6 Column7 Column8 Column9 Column10 Column11 Column12
コード A123456789 null null null null コード A123456790 null null null null
品名 100001 null null null null 品名 100002 null null null null
ロット null 入数 箱数 合計 null ロット null 入数 箱数 合計 null
aswdw null 12 3 36 null 88888 null 8 1 8 null
qwrq null 3 4 12 null 99999 null 9 2 18 null
333 null 5 2 10 null 1000 null 10 3 30 null
TOTAL null null 9 58 null TOTAL null null 6 56 null
コード A123456791 null null null null コード A123456792 null null null null
品名 100003 null null null null 品名 100004 null null null null
ロット null 入数 箱数 合計 null ロット null 入数 箱数 合計 null
777 null 17 1 17 null aaa null 10 2 20 null
888 null 18 2 36 null bbb null 20 3 60 null
999 null 19 3 57 null null null null null null null
000 null 20 4 80 null null null null null null null
TOTAL null null 10 190 null TOTAL null null 14 400 null

3) 子表の間の6列目を削除

(4) [変換]-[入れ替え]。
(5) [列の追加]-[インデックス列v]-[0から]で増分に1を入力し[OK]。
(6) "インデックス"列を選択し[変換]-[標準v]-[剰余]。これで子表毎に列番号が付く。

Column1 Column2 Column3 Column4 Column5 Column6 Column7 Column8 Column9 Column10 Column11 Column12 Column13 Column14 Column15 インデックス
コード 品名 ロット aswdw qwrq 333 TOTAL コード 品名 ロット 777 888 999 000 TOTAL 0
A123456789 100001 null null null null null A123456791 100003 null null null null null null 1
null null 入数 12 3 5 null null null 入数 17 18 19 20 null 2
null null 箱数 3 4 2 9 null null 箱数 1 2 3 4 10 3
null null 合計 36 12 10 58 null null 合計 17 36 57 80 190 4
null null null null null null null null null null null null null null null 5
コード 品名 ロット 88888 99999 1000 TOTAL コード 品名 ロット aaa bbb null null TOTAL 0
A123456790 100002 null null null null null A123456792 100004 null null null null null null 1
null null 入数 8 9 10 null null null 入数 10 20 null null null 2
null null 箱数 1 2 3 6 null null 箱数 2 3 null null 5 3
null null 合計 8 18 30 56 null null 合計 20 60 null null 80 4
null null null null null null null null null null null null null null null 5

(7) "インデックス"列の▼-[数値フィルター]-[指定の値より小さい]で5を入力し[OK]。そうするとインデックス=5の行(表の間の空白列)が削除される。
(8) "インデックス"列を右クリックし[削除]。

4) 列方向の子表番号を付加

(9) [列の追加]-[インデックス列v]-[0から]で増分に1を入力し[OK]。
(10) "インデックス"列を選択し[変換]-[標準v]-[整数除算]。これで横の子表番号が付く。

Column1 Column2 Column3 Column4 Column5 Column6 Column7 Column8 Column9 Column10 Column11 Column12 Column13 Column14 Column15 インデックス1
コード 品名 ロット aswdw qwrq 333 TOTAL コード 品名 ロット 777 888 999 000 TOTAL 0
A123456789 100001 null null null null null A123456791 100003 null null null null null null 0
null null 入数 12 3 5 null null null 入数 17 18 19 20 null 0
null null 箱数 3 4 2 9 null null 箱数 1 2 3 4 10 0
null null 合計 36 12 10 58 null null 合計 17 36 57 80 190 0
コード 品名 ロット 88888 99999 1000 TOTAL コード 品名 ロット aaa bbb null null TOTAL 1
A123456790 100002 null null null null null A123456792 100004 null null null null null null 1
null null 入数 8 9 10 null null null 入数 10 20 null null null 1
null null 箱数 1 2 3 6 null null 箱数 2 3 null null 5 1
null null 合計 8 18 30 56 null null 合計 20 60 null null 80 1

5) 横に並んでいる子表を縦に結合

(11) "インデックス"列を選択し[変換]-[グループ化]で次のように入力し[OK]。

グループ化する列:[インデックス]、新しい列名:"カウント"、操作:[すべての行]。

これで、縦に並ぶ子表が1つのTableになります。

インデックス カウント
0 Table
1 Table

カウントのインデックス0のTableの中身

Column1 Column2 Column3 Column4 Column5 Column6 Column7 Column8 Column9 Column10 Column11 Column12 Column13 Column14 Column15 インデックス
コード 品名 ロット aswdw qwrq 333 TOTAL コード 品名 ロット 777 888 999 000 TOTAL 0
A123456789 100001 null null null null null A123456791 100003 null null null null null null 0
null null 入数 12 3 5 null null null 入数 17 18 19 20 null 0
null null 箱数 3 4 2 9 null null 箱数 1 2 3 4 10 0
null null 合計 36 12 10 58 null null 合計 17 36 57 80 190 0

(12) [列の追加]-[カスタム列]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カスタム
カスタム列の式:
= Table.Transpose(Table.RemoveColumns([カウント],{"インデックス"}))

解説:

  • Table.RemoveColumns()で、グループ化に使用し不要になったインデックス列を削除。
  • Table.Transpose()で、(4)で入れ替えた表を元の方向に戻す。
インデックス カウント カスタム
0 Table Table
1 Table Table

カスタムのインデックス0のTableの中身

Column1 Column2 Column3 Column4 Column5
コード A123456789 null null null
品名 100001 null null null
ロット null 入数 箱数 合計
aswdw null 12 3 36
qwrq null 3 4 12
333 null 5 2 10
TOTAL null null 9 58
コード A123456791 null null null
品名 100003 null null null
ロット null 入数 箱数 合計
777 null 17 1 17
888 null 18 2 36
999 null 19 3 57
000 null 20 4 80
TOTAL null null 10 190

余談:

each処理の中は、クリック操作でコードを生成できないので、このようにPower Query Mのコードを直接書く必要があります。この式を容易に思いつく人なら、他の部分も含めクリック操作ではなく直接コードを書いた方が、シンプルになります。Tableを右クリックして[新しいクエリとして追加]でTableの整形ステップを作成し、それを詳細エディタでグループ化のeachにコピペすることも考えられます。但し、属人的になる部分が増えるので、引継ぎを考えるとステップ数が多くてもクリック操作の方が良いと思います。

(13) "カスタム"列を右クリックし[他の列の削除]。
(14) "カスタム"列の矢印アイコンをクリックし、"さらに読み込む"をクリックし、"全ての列の選択"をチェックし、"元の列名をプレフィックスとして使用します"のチェックを外し、[OK]。

6) 各子表の上部にあるコード列を作成

(15) [列の追加]-[条件列]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カスタム
列名:[Column1]、演算子:指定の値に等しい、値:コード、出力:[Column2]、それ以外の場合:null

(16) "カスタム"列を選択し[変換]-[フィルv]-[下へ]。
(17) [列の追加]-[条件列]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カスタム.1
列名:[Column1]、演算子:指定の値に等しい、値:ロット、出力:コード、それ以外の場合:[カスタム]

Column1 Column2 Column3 Column4 Column5 カスタム カスタム.1
コード A123456789 null null null A123456789 A123456789
品名 100001 null null null A123456789 A123456789
ロット null 入数 箱数 合計 A123456789 コード
aswdw null 12 3 36 A123456789 A123456789
qwrq null 3 4 12 A123456789 A123456789
333 null 5 2 10 A123456789 A123456789
TOTAL null null 9 58 A123456789 A123456789
  途中省略          
コード A123456792 null null null A123456792 A123456792
品名 100004 null null null A123456792 A123456792
ロット null 入数 箱数 合計 A123456792 コード
aaa null 10 2 20 A123456792 A123456792
bbb null 20 3 60 A123456792 A123456792
TOTAL null null 14 400 A123456792 A123456792

(18) "カスタム"列と"Column2"列を右クリックし[削除]。

7) 各子表の上部にある商品列を作成

(19) [列の追加]-[条件列]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カスタム
列名:[Column1]、演算子:指定の値に等しい、値:品名、出力:[Column2]、それ以外の場合:null

(20) "カスタム"列を選択し[変換]-[フィルv]-[下へ]。
(21) [列の追加]-[条件列]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カスタム.1
列名:[Column1]、演算子:指定の値に等しい、値:ロット、出力:品名、それ以外の場合:[カスタム]

(22) "カスタム"列を右クリックし[削除]。

8) 転記した最初のコードと品名の行を削除

(23) [ホーム]-[行の削除v]-[上位の行を削除]で行数に2を入力し[OK]。

9) ヘッダ化と途中のヘッダと合計行を削除

(24) [変換]-[1行目をヘッダーとして使用v]-[1行目をヘッダーとして使用]。
(25) "ロット"列の▼-[テキストフィルター]-[指定の値と等しくない]-[詳細設定]-[句の追加]で次のように入力し[OK]。

および/または:列:演算子:値
   :ロット:指定の値と等しくない:コード
および:ロット:指定の値と等しくない:品名
および:ロット:指定の値と等しくない:ロット
および:ロット:指定の値と等しくない:TOTAL
および:ロット:指定の値と等しくない:null

10) 列の並び替えと型設定

(26) "コード"列と"品名"列を選択し、[変換]-[移動v]-[先頭に移動]。
(27) 表を選択し[変換]-[データ型の検出]、正しくない型の列を選択し右クリックして[型の変更]で適切な型を選択し、[現在のものを置換]。

11) 後処理

(28) [ホーム]-[閉じて読み込むv]-[閉じて次に読み込む...]で後処理を選択し[OK]。

5. サンプル

ダウンロード - 251214pq.xlsx

C:\Users\Public\Documents に.xlsxファイルを置いてください。

6. 参考

Power Queryで表をリスト形式に整形する方法(まとめ)
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/11/post-4925ca.html

Power Queryで複数の表を結合する方法(まとめ)
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/11/post-341d5f.html

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Excel Power Queryで縦のリストをグループ化し、横に展開して値を縦に並べる方法

1. 前置き

Yahoo!知恵袋に次の様な質問がありました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11323131756

M言語のコードだけが回答されています。質問者のお礼が付いているので、質問者さんは理解されたようです。

しかし、私はパッと見ただけでは回答されたコードが理解できずPower Queryエディタでステップを確認したところ、クリック操作では作成できないコードで、当方には思いつかないコードでした。でも、私にはこれを発想する能力が無く、応用ができません。

なので、自分でも作成できる方法を2つ考えてみました。

なお、本来Power Queryは質問の元表のような形のデータベース形式の表を作ることが目的であり、このような処理をすることはあまりないと思います。

2. 入力

テーブル名:テーブル1

社名 商品名
A社 りんご
A社 メロン
A社 パイナップル
B社 犬
B社 猫
B社 猿
C社 ボールペン
C社 シャープペン
D社 水
D社 お茶

3. 出力

インデックス A社 B社 C社 D社
1 りんご 犬 ボールペン 水
2 メロン 猫 シャープペン お茶
3 パイナップル 猿    

Yahoo!知恵袋の質問の要求にはインデックスがありませんが、ここでは再利用しやすいように作業列であるインデックスを残しました。

4. クリック操作で作る方法

1) Power Queryへの取込み

テーブル1を選択し[データ]-[テーブルまたは範囲から]。右のステップの最後の"変更された型"の左の×をクリックして削除。

2) グループ化

"社名"列を選択し[ホーム]-[グループ化]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カウント、操作:すべての行。

解説:グループ毎に表を分割して[カウント]列に格納します。

3) インデックスの追加

[列の追加]-[カスタム列]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カスタム
カスタム列の式:= Table.AddIndexColumn([カウント], "インデックス", 1)

解説:[カウント]Tableに、1から始まるインデックス列を追加する式です。

4) 作業列の削除

"カウント"列を右クリックし[削除]。

5) 展開

"カスタム"列の矢印アイコン(展開)をクリックし、"さらに読み込む"をクリックし、[商品名]と[インデックス]のみチェックし、"元の列名をプレフィックスとして使用します"のチェックを外し[OK]。

解説:元の表の表の形に戻します。グループ毎にリセットされるインデックス列を付加します。

6) ピボット

"社名"列を選択し[変換]-[列のピボット]で次のように入力し[OK]。

値列:[商品名]
詳細オプション
値の集計関数:集計しない

解説:社名をピボットして横項目にします。

7) 型設定

表をクリックし、[変換]-[データ型の検出]で型を確認し、適切でない型を修正し、[現在のものを置換]。

注意:Excelに読み出す時は、必ずany型を排除します。any型があると、Excel側の処理で同じ値が異なる値と誤認識されることがあります。

8) ワークシートへの読み込み

[ホーム]-[閉じて読み込むv]-[閉じて次に読み込む]で"テーブル"を選択し[OK]。

解説

縦に並ぶ社名を列のピボットで横に並べます。この時、列のピボットで[集計をしない]を選択するとエラーになることがあります。

ピボット列 (Power Query)
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/-abc9c8da-3be9-44c4-886e-0be331ab387a

エラーを防ぐために、上記リンク先の表のValueに当たる部分がピボット後にどの行に置くのかを明示するインデックス列を追加します。これにより、Valueが重複しなくなるので、エラーが回避されます。
このインデックス列は、グループ毎に連番を付けることで作成します。その方法として、下記のサイトの方法を使用しています。

【Power Query】グループごとに連番をつける方法
https://blog.truestar.co.jp/microsoft/power-query/20210707/45919/

5. M言語の式を修正する方法

クリックで作成する方法と仕組みは同じですが、グループ化とインデックスの追加のコードを1行に纏めることで、作業列を無くしてステップ数を減らしています。

1) Power Queryへの取込み

テーブル1を選択し[データ]-[テーブルまたは範囲から]。右のステップの最後の"変更された型"の左の×をクリックして削除。

2) グループ化

"社名"列を選択し[ホーム]-[グループ化]で次のように入力し[OK]。

新しい列名:カウント、操作:すべての行。

3) インデックスの追加

グループ化のステップの数式バーの式にインデクスの追加関数を書き加えます。

変更前
= Table.Group(ソース, {"社名"}, {{"カウント", each _, type table [社名=nullable text, 商品名=nullable text]}})
↓
変更後
= Table.Group(ソース, {"社名"}, {{"カウント", each Table.AddIndexColumn(_, "インデックス", 1, 1), type table }})

解説

each の"_"は、グループ化されたtableを表しますが、"_"を"Table.AddIndexColumn(_, "インデックス", 1, 1)"に置き換えてインデクス列を追加したものにしています。
tableの後ろの[]は列名と型の指定で、ここに"インデックス"を追加しても良いです。しかし、後でピボットするので、ここで型を設定しても無駄です。[]を全部削除するとインデックスも含む全列がtableに入ります。

4) 展開

"カウント"列の矢印アイコン(展開)をクリックし、"さらに読み込む"をクリックし、[商品名]と[インデックス]のみチェックし、"元の列名をプレフィックスとして使用します"のチェックを外し[OK]。

5) ピボット

"社名"列を選択し[変換]-[列のピボット]で次のように入力し[OK]。

値列:[商品名]
詳細オプション
値の集計関数:集計しない

6) 型設定

表をクリックし、[変換]-[データ型の検出]で型を確認し、適切でない型を修正し、[現在のものを置換]。

7) ワークシートへの読み込み

[ホーム]-[閉じて読み込むv]-[閉じて次に読み込む]で"テーブル"を選択し[OK]。

完成したコード

let
    ソース = Excel.CurrentWorkbook(){[Name="テーブル1"]}[Content],
    グループ化された行 = Table.Group(ソース, {"社名"}, {{"カウント", each Table.AddIndexColumn(_, "インデックス", 1, 1), type table}}),
    #"展開された カウント" = Table.ExpandTableColumn(グループ化された行, "カウント", {"商品名", "インデックス"}, {"商品名", "インデックス"}),
    ピボットされた列 = Table.Pivot(#"展開された カウント", List.Distinct(#"展開された カウント"[社名]), "社名", "商品名"),
    変更された型 = Table.TransformColumnTypes(ピボットされた列,{{"インデックス", Int64.Type}, {"A社", type text}, {"B社", type text}, {"C社", type text}, {"D社", type text}})
in
    変更された型

6. サンプル

ダウンロード - 251211pqyoko.xlsx

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RCフライトシミュレータ用USBコントローラー FLY SKY SM001

1. マニュアル

本体に中国語と英語のQuick Start Guideが付属しています。字がとても小さいです。

FLY SKYのサイトにQuick Start GuideとUser Manualがあります。
https://www.flysky-cn.com/sm001manual

Manuals+に日本語翻訳がありますが、英語の原文を読んだ方が分かりやすいと思います。
https://manuals.plus/ja/flysky/sm001-flight-sim-controller-manual
特にキャリブレーションの日本語は意味不明なので、英語の方が分かりやすいです。

2. スロットルを右に変更する手順(Mode 2 ⇒ Mode 1)

  1. 2つのトリムスティックを押しながら、PCにUSB接続します。
  2. 左のトリムスティックを押して、下のLEDが1回ずつ点灯するようにします。
  3. 右のトリムスティックを押して、スティック入れ替えモードを終了し、PCからUSBコネクタを抜きます。
  4. 底面に貼ってあるシールをドライヤーで温めて剥がします。
  5. 裏ケースの4本のネジを外します。
  6. 裏ケースを外します。左右に合計4箇所爪がありますが、引きはがすようにすると爪が外れます。
    251209sm001_1
  7. ジンバルの固定ネジを外して、左右のジンバルを入れ替えます。コネクタは挿し替えません。
  8. 元通りに組み立てます。

3. スティックのキャリブレーション

  1. 左右のスティックを左下にした状態で、PCにUSB接続します。
  2. 左右のスティックを最大と最小にします。
  3. 左右のスティックを中点にします。
  4. 左右どちらかのトリムスティックを押します。

4. トリムのリセット

  1. 左のトリムスティックを押したまま、PCにUSB接続します。
  2. 下のLEDが点灯したら、左のトリムスティックを離します。

5. 操作感など

  • スティックのバネがとても弱いです。バネが固すぎるSpektrum SPMRFTX1よりスティックの操作感は多少良いです。SPMRFTX1とSM001の中間くらいのバネの設定ができると良いのですが、調整機構は無いようです。
  • 底面が丸いので、自立しません。
  • FMSで使用できました。(余談 : SPMRFTX1は、FMSで使えません。)
  • Aerofly RC 10で、使用できました。
  • Phoenix R/Cでは、認識しないチャンネルがあり、使えません。(SM001はZ軸がありません。)

6. Windows 11でのキャリブレーション

  1. [Start]-[設定]-[Windowsツール]-[コントロールパネル]で、[デバイスとプリンタ]を右クリックし[開く]です。(ここで左クリックすると、新しいUIが表示され設定ができません。)
  2. コントローラーのアイコンを右クリックし、[ゲームコントローラーの設定]-[プロパティ]-[設定]-[調整]でキャリブレーションができます。但し、多くのシミュレータでは、このWindowsの設定を使用せずフライトシミュレータ側で設定するようです。

7. 梱包状態

クッションでスティックが保護されており、問題はありませんでした。
Aliexpressで、エアキャップの袋入りだったので、箱の凹みはありましたが、中身は全く問題ないです。
251209sm001_1_20251209172201

8. RealFlight 8

  1. RealFlightのインストール
    インストール先のPCにDVDドライブが無いので、ネットで他のPCのDVDドライブを共有しドライブレターを割り当てたのですが、インストール中にDVDを入れる指示が出てインストールできませんでした。

そこで、DVDがある他のPCでDVDをisoファイルにし、そのファイルをインストールするPCのExlorerで右クリックして、[プログラムから開く]-[エクスプローラー]でマウントし、そこからインストールすることができました。

インストールして最初の起動時にエラーが出ますが、無視してOKです。次の起動からはエラーが出なくなります。

  1. キャリブレーションでの問題

(1) [Finish]ボタンが有効にならない。

⇒ Version 8.00.056にUpdateしたら有効になりました。

(2) ThrottleとEleveterを動かすとCh05とCh06のバーグラフが相互に干渉する。

⇒ チャンネル割り当て画面のバーグラフや実際の飛行では、干渉せず問題無いようです。

(3) メニューからは、1つのSWを複数の機能に割り当てることができません。

⇒次のファイルをテキストエディタで編集すると、複数の機能を割り当てられます。InputPrimaryで入力を指定します。次の設定はSWCにThrotle HoldとSmokeを割り当てた例です。

C:\Users\[user name]\Documents\RealFlight [8|Evolution]\Radio Profiles\SM001.radioprofile,

[ThrottleHold]
Action=INT:0
InputPrimary=INT:10
InputSecondary=INT:-1
Reverse=BOOL:Yes

[Smoke]
Action=INT:0
InputPrimary=INT:10
InputSecondary=INT:-1
Reverse=BOOL:Yes

(4) Inputの表示が文字化けする。

⇒これは直りません。区別はできます。

  1. チャンネル数
  • SWAは3ポジションSWなのですが、2ポジションしか認識しませんでした。
  • FutabaのINTERLINK ELITE CONTROLLERと同じで8チャンネルしかないので、全機能は使えません。なので、1つのスイッチに複数の機能(Throttle HoldとSmoke)を割付けます。
  • ボタンスイッチは無いので、キーボードで対応します。

9. RealFlight Evolution

RealFlight 8とほぼ同じです。キャリブレーションで [Finish]ボタンが有効にならない問題はありませんでした。

10. 購入店

色々なところで売られています。下記は例です。
https://ja.aliexpress.com/item/1005008868781086.html

11. 関連情報

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HP ノートPC Office 2024プリインストール版(デジタル認証版)の初期設定トラブル

最初に結論を述べます。


結論

PCメーカのサイトの説明はOfficeを登録していないMicrosoftアカウントでの手順を示しており、既に別のOfficeが登録してあるMicrosoftアカウントに、新しいOfficeを登録することを考慮していません。また、学校など別のアカウントでもOfficeを使用することを考慮していません。Microsoft365との選択式のPCの場合は、サブスクリプションに誘導するためMicrosoft365の試用を開始し、3ヶ月後に選択する手順しか書かれていません。この為、気が付かないうちに選択期間を過ぎてしまい、希望する使用権を失うことがあります。なので、永続版を使用する場合は、365の試用をせずに最初からMicrosoft Storeからの登録をすることをお勧めします。

  1. 既に別のOfficeのアカウントがあるMicrosoftアカウントで新しいPCのOfficeにサインインすると、別のOfficeのライセンスでOfficeが起動する場合がある。この場合、新しいPCにプリインストールされているOfficeのライセンスは、Microsoftアカウントに登録されない。

  2. Microsoftアカウントに新しいPCにプリインストールされているOffficeのライセンスを登録するには、登録するMicrosoftアカウントでMicrosoft Storeを開き、[ライブラリ]-[デバイスに含まれる]からプリインストールアプリを選び[要求する]をクリックする。これで、Microsoftアカウントに登録される。但し、この時点では登録が終わっただけで、サインインしているOfficeのライセンスは別のOfficeのままである。(要求後に送信される注文処理メールの確認 : https://outlook.live.com/mail/、サブスクリプション登録の確認 : https://account.microsoft.com/)

  3. ExcelなどのOfficeアプリの[アカウント]から、[ライセンスの切り替え]で新しいプリインストール版のOfficeに切り替えることで、新しいOfficeに切り替わる。

※ 同じバージョンの複数のOfficeライセンスを同じアカウントに登録した時の挙動は、未確認です。Copilotに聞くと答えてくれましたが、怪しいです。

【注意】Microsoftアカウントのメールアドレス、パスワード、(PIN)、電話番号は、紙などに記録し、絶対に忘れないようにしてください。忘れるとサブスク解約ができなくなる可能性があります。クレジットカードを登録したアカウントを使用する場合は、自動的にサブスク料金が引き落とされるので注意してください。個人的には複数のMicrosftアカウントを作らない方が、混乱しないので良いと思っています。


以下、試行錯誤の経緯と調べた情報と余談です。

1. 問題

Windowsにローカルアカウントでサインインしている状態で、プリインストールされているExcel(2024)を起動し、Microsoftアカウントでサインインしたところ、別のPC用のOffice 2021 Personal(DSP版)になりました。(⇒この操作では、元々持っていた2021のライセンスでExcelが起動しただけであり、自分のMicrosoftアカウントに2024が登録されません。)

Copilotに聞いたら「Officeをアンインストールし、Microsoft StoreからOfficeで検索して再インストールしろ」と出たので、アンインストールしたのですが、Microsoft Storeで検索してもOffice 2024がありません。⇒ Copilot等のLLMの回答でアンインストールや再インストールが出たら、簡単に信じてはいけないです。

その後、色々検索したら次のものがヒットしました。

HP : Microsoft Office デジタルアタッチ版(DA 版)についてのよくあるお問い合わせ
https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/os-howto/faq/42/

HP : Microsoft Office 2024 Digital Attach 版 初回セットアップ手順
https://jp.ext.hp.com/content/dam/jp-ext-hp-com/jp/ja/ec/v-ivr/images/Office2024_DA_setup.pdf

「スタートメニューには、すでに Word / Excel / PowerPoint 等の Office アプリが表示されていますが、これらはまだ実行しないでください。」と書いてありました。
このことは、紙の「本体の説明書」にも、そこに案内があるWebの「ユーザーガイド」にも書かれていません。

2. 対応(試行錯誤の経緯です。この手順は正しくない気がします...)

OfficeのアンインストールによりOfficeが消えたと思い焦っていたので、深く調べずに作成してあったリカバリメディアで工場出荷状態に戻してセットアップをやり直しました。工場出荷状態に戻した後の手順は次の通りです。(★もしかすると、工場出荷状態に戻さなくても良かったかもしれないです?)

  1. ユーザーフォルダ名をMicrosoftアカウントと異なるものにするためにWindowsをローカルアカウントでセットアップしたので、WindowsのアカウントをMicrosoftアカウントに切り替えます。

    ※ Windowsのサインインのアカウントと、Officeを使うためのMicrosoftアカウントは別々に設定できます。例えば、WindowsにAのMicrosoftアカウントでサインインし、OfficeにBのマイクロソフトアカウントでサインインしても使用することは可能です。
    ※ WindowsにAのMicrosoftアカウントでサインインしている場合、Microsoft StoreはAのアカウントでサインインされるようです。その場合でも、Microsoft StoreをBのMicrosoftアカウントに切り替えることはできそうです。
    ⇒ なので、もしかするとローカルアカウントでも良いかも知れません?

  2. Microsoft Storeのライブラリの「デバイスに含まれる」を選択し、「Office Home & Business 2024」の[要求する]をクリックします。

【注意】上記HPの「Microsoft Office 2024 Digital Attach 版 初回セットアップ手順」にはライブラリの「すべて」のタブから雲アイコンをクリックする画面が書かれていますが、これは古い画面です。現在は「すべて」には表示されません。

これにより、Microsoftアカウントのサブスクリプションに「Office Home & Business 2024」が登録されました。
Microsoftアカウント : https://account.microsoft.com/account?lang=ja-jp

★ もしかすると、工場出荷状態に戻さなくても、Microsoft Storeのライブラリの[デバイスに含まれる]にあったのかもしれません。

しかし、Excelを開くとOffice 2021になりました。このPCのOffice2021の認証がMicrosoft側に残っているのかも知れません?

  1. Micorsoftアカウントのサブスクリプションで「Office Home & Business 2024」の[インストール]をクリックして、OfficeSetup.exeを実行します。
    Microsoftアカウント : https://account.microsoft.com/account?lang=ja-jp

進行を示すバーが止まりハングアップしたかのように見えますが、非常に時間が掛かっているだけなので、辛抱強く待ちます。

★ プリインストールなのだからOfficeSetup.exeでダウンロード&インストールしなくても良い方法がある気がします。3.を行わずに4.に進むのが良いのかも知れません。

  1. Excelを起動すると2021と表示されたので、[アカウント]-[ライセンスの切り替え]-[次へ]-[Office Home & Business 2024]-[次へ]-[閉じる]をクリックし、Excelを再起動すると2024になりました。

  2. [設定]-[アカウント]で表示されるのはOffice 2021のみです。実際には2024が動くのでこれでも問題ないのですが、Windowsのサインインをローカルアカウントに切り替え、再度Microsoftアカウントに戻すと、Office 2021と2024の両方が表示されるようになりました。

  3. Microsoftアカウントのメールアドレスにプロダクトキーが送られてきます。印刷して保存しておいた方が良いでしょう。

3. PC付属の紙の取扱説明書の問題

  1. Officeプリインストールモデルの初期設定の指示が何処にも書いてありません。
  2. 最初に行うことが書いてある紙のマニュアルが貧弱で、1.電源接続、2.電源ON、3.WiFiの接続しか書いてありません。後はWindowsのヘルプやWebのユーザーマニュアルを見るように書かれているのですが、ユーザーマニュアルの案内をもっと目立つようにして欲しいものです。
  3. 工場出荷状態に戻すためのリカバリメディアの作成が上記の紙のマニュアルに書いてありません。「サービスおよびサポートを受けるには」のP.10に「製品到着後すぐに作成することを推奨します」と書いてありますが、推奨するならもっと目立つところに書くべきでしょう。Webのユーザーマニュアルには書いてあります。

4. 他社情報:永続版のみ付属のPC

ASUSの情報です。

[Microsoft Office] Microsoft Office Home and Business 2019 / 2021 / 2024 の認証
https://www.asus.com/jp/support/faq/1044988/

こちらの情報ですと、プリインストールされているExcelアイコンをクリックするようです。そうすると「Office を取得しました」と出るとあります。しかし、私の場合はローカルアカウントでWindowsにサインインしていたので、サインインが表示されました。その後、2021になりました。

ASUSの案内には「※「インストールされているアプリ」や「プログラムのアンインストールまたは変更」で、Microsoft Office Home and Business 2021 と表示されている場合がありますが、Microsoft Office Home and Business 2024 のデジタルキーで認証後、Microsoft Office Home and Business 2024 に表示が切り替わります。 (Microsoft Office Home and Business 2024 表示への切り替わりは自動で行われますが、切り替わりにお時間を要する場合があります)」と書かれています。

でも、MicrosoftアカウントのサブスクリプションにOffice 2024が表示されていなかったので、改めてExcelのアカウントを確認したところ、Office 2021と表示され認証されていないという画面が出ました。しかし、その後「Office」を取得しましたという画面が出て、表示に従い操作したところ、Office 2024が認証状態になり、MicrosoftアカウントにもOffice 2024が表示されました。

なので、①インターネットに接続し、②WindowsにMicrosoftアカウントでサインインしている状態で、③プリインストールされているExcelを起動し、④少し待つ、と「Office を取得しました」と表示され認証プロセスが始まるようです。

富士通の情報です。

[Office 2024] パソコンの購入後に初めてOfficeを使うときの設定方法を教えてください。
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=6911-3808

「デスクトップ画面の右下に「Office Home and Business 2024 は PC に含まれています」と通知が表示された場合は、「今すぐセットアップ」をクリックしないでください。通知は、右上の「×」をクリックして閉じてください。」と書かれています。次にインストールされているアプリのバージョンを確認する手順になっています。その後は、ASUSと似た手順です。

5. 他社情報:サブスクと永続版の選択式のPCの注意

VAIOの情報です。

[Microsoft Office] Microsoft 365 Personal(24か月版)の概要と初期設定方法 : 2026/03/03
https://solutions.vaio.com/6100
「「Microsoft 365 Personal を24か月間無料でアクティブ化します」と表示されます。「継続請求」を「オン」から「オフ」に変更します。」「「継続請求をオンにして、全24か月を無料でアクティブ化します。」に切り替わります。継続請求が「オフ」であることを確認して「次へ」をクリックします。」「「継続請求」をオン「オン」に設定し、支払い方法などを入力すると、初期設定後すぐに「Microsoft 365 Personal」を24か月追加費用なしに使用することができます。
この場合、3か月後、およびそれ以降に「Office Home & Business 2024」へ切り替えることができなくなりますのでご注意ください。」と書かれています。デフォルトは、サブスクを選択するようになっているので、注意が必要です。(初期設定では、試用版/サブスク/永続版の3つの選択肢をどれも選択しない状態にして、次に進めないようにすべきかと思いますが、まあ企業戦略なのでしょう。)

富士通の[Microsoft 365 Personal (24か月版) / Office Home & Business 2024 オプション付] の
情報です。

[Microsoft 365 Personal (24か月版) / Office Home & Business 2024 オプション付] パソコンの購入後に初めてOfficeを使うときの設定方法を教えてください。: 2026/02/27
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=7611-4037

Microsoft 365 Personal サブスクリプション」のご利用に関する画面で、「継続請求」が「オン」のまま、さらに先の画面に進み、お支払情報などを入力すると、「Microsoft 365 Personal (24か月版) を選択したことになり、Office Home & Business 2024を利用できなくなります。」と書かれています。UIがサブスク優先になっているので、注意が必要です。

[Microsoft 365 Personal (24か月版) / Office Home & Business 2024 オプション付] 選択式で、最初から2024を選択する情報です。

最初から"Office 2024 永続版"を認証させる方法 : まきあーと : X : 2026/02/27
https://x.com/MakiArt2916/status/2027341636867596433

個人の非公式情報ですが、Microsoft 365 をアンインストール後、Microsoft Storeのデバイスに含まれるからインストールと書かれているので、本記事の「1.問題 - 結論 - 2」や、「2.対応 - 2」と同じです。PCメーカの紙の説明書やMicrosoftの公式にも書いておいて欲しいです。ぼーっとしているとサブスクに誘導されるので、2024にしたい人は365を使用開始せずに最初から2024にした方が安心でしょう。

【注意】「Microsoft 365 Personal 24ヶ月サブスク」や「Office Home & Business 2024永続版」の選択式ライセンス付きのPCメーカのサイトには、365のお試しをして3ヵ月のお試し期限が近付くとOfficeアプリに選択メッセージが出るので、そこで選択するように書かれています。ところが、学校のライセンスで365を使用しているとお試し使用では無いので、選択メッセージは出ません。
また、個人のOutlookのメールを見ていないと、Microsoftからの選択メールも見逃します。https://outlook.live.com/mail/
その結果、個人の365サブスクを選択したことになり、2024永続版の使用権を失います。学校のライセンスでMicrosoft365を使用する人は、不要な365のお試し登録をせずに、Microsoft Storeのライブラリのこのデバイスに含まれるで永続版を要求するにした方が良いでしょう。

6. 関連記事

  • 個人のOffice付PCで学校等の法人のMicrosoft 365/Officeライセンスを使用する方法 : 当ブログ : 2026/03/13
    https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2026/03/post-6dbb8c.html
    学校などのOfficeのライセンスでもOfficeにサインインしていると、学校などのバージョンのOfficeが表示されたままになることがあります。個人のOfficeライセンスに切り替える場合は、Officeから学校などのカウントをサインアウトして下さい。

  • Micorosoftアカウントを作成するときのメールアドレスの注意 : 当ブログ : 2026/09/26
    https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2026/09/post-198589.html

7. 問題

Office 2024付のPCのOfficeの認証前に、Microsoft 365のサブスクリプションの勧誘が表示されると、勘違いする人が出てもおかしくないので危険な仕様ですね。HP、ASUS、富士通とも手順が異なり、PCメーカも混乱しているのかも知れません。各社の説明の中でも、「クリックするな」とか「2021と表示される場合がある」など、不適切な表示をするような仕様は危険だと思います。

8. 余談

2025年12月時点でメインストリームのサポートが残っている一番古いOfficeは2021ですが、中身はMicrosoft 365でその機能を限定する設定が2021になっているだけのような気がします。同様に2024も中身は365のような気がします。そうすれば、Microsoftは365だけUpdateすればよいので、サポートが楽になります。

当方が持っているのは別のPC用のDSP版の2021でライセンスが1台です。しかしその別のPCはMicrosoft 365開発者プログラムのMicrosoft 365にしてあります。これにより2021が未使用状態だから新PCに入ってしまったのかも知れません。

過去多くのPCを購入してきましたが、リカバリーメディアを作成して直ぐにセットアップをやり直したのはこのHPのPCが初めてです。
ASUSのPCなら、リカバリ領域が予めSSDに確保されているので、リカバリメディアの作成が不要です。
HPのリカバリメディアは工場出荷状態のディスクイメージでは無くインストールファイルであり、リカバリに時間が掛かります。


9. Excelが使えるPCならモダンExcelを使ってみよう

2016以降のExcelなら「モダンExcel(Power Query、Power Pivot)」と呼ばれる便利な機能があります。2021以降ならPower Pivotアドインでリレーションやメジャーの編集ができるので更に便利です。レガシーExcelの機能だけ使用するのは、もったいないです。

  • Excelの学習順序で思うこと(VBAより先にPower Query): 当ブログ : 2025/05/25
    https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/05/post-1cec1d.html

  • Excelのピボットテーブルの学習方法(書籍): 当ブログ : 2026/03/07
    https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2026/03/post-600c8a.html
    ピボットテーブルは1993年Excel Version 5.0からある古い機能ですが、Power Pivotで機能が強力になります。セルフサービス型のBIツールの一部機能が追加されたイメージです。これを知るとPower BIも容易に使えるようになります。

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HP OmniBook Ultra Flip 14インチ2-in-1 14-fh0001 初期設定 と IDEATOR BYL2402 7in1 USB-HUB 問題

1. 前置き

サブ機としてリビングで使用するため、タブレットとしても使える2-in-1のノートPCを買いました。
重さと薄さを優先したので、性能に対するコストパフォーマンスは悪いですが、アルミ筐体で薄いので質感が良いです。
HPに限りませんが、近年のPCやスマホなどの取扱説明書は非常に不親切であり、OfficeとUSB-HUBの問題でとても苦労しました。
そこで、初期設定で行ったことをメモしました。

公式情報

製品サポートサイト:https://support.hp.com/jp-ja/product/setup-user-guides/hp-omnibook-ultra-flip-14-inch-2-in-1-laptop-next-gen-ai-pc-14-fh0000/model/2102254418
ユーザーガイド:https://kaas.hpcloud.hp.com/pdf-public/pdf_10609819_ja-JP-1.pdf

2. 初期セットアップで実施したこと

1) ユーザーフォルダ名をMicrosoftアカウント以外の名前にする

最初にWindowsをローカルアカウントでセットアップし、その後WindowsをMicrosoftアカウントに切り替えました。

次の記事の方法で行いました。
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/06/post-f518b0.html

プリインストールのOfficeのセットアップは、Microsoft Storeを使うので、MicrosoftアカウントでWindowsにサインインする必要があります。

2) リカバリーメディアの作成

冊子「サービスおよびサポートを受けるには」のP.10に書いてあるリンク先にある情報に従い、リカバリメディアを作成しました。32GB以上のUSBメモリが必要です。ネット接続が必要です。1時間以上掛かります。

トラブルが無ければ「サービスおよびサポートを受けるには」を読まない人が多いと思うので、Windows起動トラブルが起きてからリカバリーメディアを作成しようとしても時すでに遅しです。本件は紙の「本体の説明書」に書かれていませんが、そこに案内があるWebの「ユーザーガイド」に書かれています。

3) Office 2024の認証問題

次の記事に書きました。Officeのプリインストール版を購入した人は、要注意です。初回にExcelを起動してサインインしては駄目らしいです。Microsoftアカウントに古いOfficeを持っている人は、罠にはまります。本件は、紙の「本体の説明書」にも、そこに案内があるWebの「ユーザーガイド」にも書かれていません。

HP ノートPC Office 2024プリインストール版(デジタル認証版)の初期設定トラブル
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2025/12/post-3bb0fb.html

4) ドライバなどのアップデート

タスクバーにある[HP サポート アシスタント]の[修正と診断]-[ソフトウェアとドライバー]で最新のソフトにアップデートしました。Webの「ユーザーガイド」に書かれています。

5) 暗号化解除

HDD/SSD の暗号化の確認、および暗号化を無効にする方法(Windows11)
https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/os-howto/faq/28/

6) パスワード無しでWindows起動

[Windows 11] パソコンの起動時に、パスワードの入力を省略する方法を教えてください。
https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=7411-3148#tejun2

Windowsをローカルアカウントのパスワード空欄でセットアップし、その後Microsoftアカウントに切り替えた場合、netplwizでパスワード省略の設定に切り替える時にローカルアカウント名とパスワードの入力画面が出ます。このパスワードはローカルアカウントのパスワードではなく、現在Windowsにサインインしているパスワード(=Microsoftアカウントのパスワード)を入力します。

もしこの時、パスワードを空欄でOKすると、次の起動時にローカルアカウント名の表示とともに「パスワードが違っています」と表示されます。ここで入力するパスワードも、ローカルアカウントではなく、前回起動時にWindowsにサインインしていたMicrosoftアカウントのパスワードになります。

Windows起動時に「暗証番号(PIN)を入力して下さい」と表示されますが、そのまま待っていると自動的にサインインされます。

コンピュータの名前を変更したときは、netplwizで「パスワードが必要な設定」に戻した後に再びパスワード省略の設定をする必要がありました。

7) スリープ解除のPIN入力省略

Windows 11でスリープから復帰する際にパスワード入力を省略する方法
https://faq.nec-lavie.jp/fa/qa/web/knowledge24608.html

8) 不要なソフトのアンインストール

HPのPCは、分からないソフトが沢山入っています。この為、動作が遅いです。赤字の部分が削除などの変更点です。この点は、ASUSのPCの方が良いです。

  • Dropboxプロモーション, Dropbox Inc.:Dropboxが1年100GB使えるようです。One Drive、Google Driveで間に合っているので削除しました。
  • Linkedln ソーシャルネットワーキングアプリ スタートメニューで右クリックでアンインストー済
  • OMEN Gaming Hub:Webの説明を読んでも、サービスを追加して入れてパフォーマンスが改善する理由が不明だったので消しました。必要なら無料で再インストールできます。起動はタスクスケジューラーです。
  • アドビが提供 HPのwizlink.exeをアドビURLのオプション付きで起動 スタートアップメニューから削除
  • インテル グラフィックス・コマンド・センター INTEL.CORP : Intel Graphics Softwareの旧バージョンなので 削除
  • マカフィー:Microsoft Defenderを使用するので、マカフィーを消しました。
  • マカフィーが提供するウェブアドバイザー McAfee. LLC ショートカットのみ削除

その他のソフト

  • DTS Sound Unbound, DTS, Inc.:DTS technology delivers immersive 3D audio 分かりません。動いているのかも不明。
  • HP, HP In.:HP Inc. HPは必要なデータを収集して分析します。
  • HP AI Companion HP Inc.  : TaskTray
  • HP Connection Optimizer HP Inc. : 動作を停止した通信デバイスのドライバーを自動的に復旧するアプリ フリーウェア 削除
  • HP Display Control Service HP Inc. : 画面の色などを調整? タスクマネージャのStartUpで無効にした
  • HP Documentation HP Inc. : ユーザーガイドなど 製品のマニュアル等が確認できるアプリ 再インストールができません 必要
  • HP Enhanced Lighting HP Inc. : ビデオ通話用のカスタムライティング 2025年12月31日に廃止 削除
  • HP Inc. Energy Star HP Inc.
  • HP One Agent HP Inc.
  • HP PC Hardware Diagnostics Windows HP Inc. : OS 上で SSD、Memory などに異常がないか診断できるアプリ
  • HP Privacy Setting HP Inc. : HPへの情報使用許可 HP アプリのプライバシー設定を一括で変更可能 再インストール可
  • HP Smart HP Inc. : HPのプリンタセットアップと接続 Microsoft store 無料 アンインストール
  • HP System Event Utility HP Inc. : 製品のシリアル番号、BIOS バージョン等が確認できるアプリ
  • HP サポート アシスタント HP Inc. : ドライバーの更新や問題発生した場合のトラブルシューティングツールを提供しているアプリ TaskTray
  • Ink.Handwriting.Main.Store.ja-JP Microsoft Corporation
  • Intel Connectivity Performance Suite INTEL.CORP : TaskTrayに入り、Wi-Fiのアクセスポイント一覧と通信品質を表示。Windowsの機能で十分。削除候補
  • Intel Graphics Software INTEL.CORP:グラフィックスの設定 これは必要
  • Poly Camera Pro HP Inc.
  • Poly Camera Pro Compatibility Add-on HP Inc.

9) 不要なアプリの起動停止

タスクマネージャーのスタートアップで、次のような設定にしました。

  • Edge:有効->無効
  • One Drive:有効->無効 
  • DisplayControl.exe:有効->無効
  • HP System Tray HP Inc.:有効->無効
  • HpseuHostLancher.exe:有効->無効
  • Intel Connectivity Performance Suite INTEL CORP:無効
  • Microsoft 365 Copilot Microsoft Corporation 有効->無効
  • Poly Camera Pro HP Inc.:無効

9) タスクスケジューラーライブラリ

\

  • HPOneAgentRepairTask 準備完了
  • MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineCore{53C60E90-C09F-4FA4-A2EE-C6491E7C2181} 準備完了
  • MicrosoftEdgeUpdateTaskMachineUA{AFE3E7F9-11FF-4888-A6AF-4B049278C148} 準備完了
  • OneDrive Per-Machine Standalone Update Task Microsoft 準備完了
  • OneDrive Reporting Task-S-1-5-21-2490935035-130751335-705036683-1001 Microsoft 準備完了
  • OneDrive Startup Task-S-1-5-21-2490935035-130751335-705036683-1001 Microsoft 準備完了
  • RNIdle Task Intel 準備完了

\Hewlett-Packard\HP Support Assistant

  • HP Support Assistant Update Notice HP Inc. 準備完了
  • HP Support Solutions Framework Report HP Inc. 準備完了
  • WarrantyChecker HP Inc. 準備完了

\HP

  • Consent Manager Launcher 準備完了

10) 共有フォルダ設定

Windows 11 24H2から、共有フォルダの設定にEveryoneが設定できなくなったようです。なので、共有用のアカウントを作成しました。

【Windows11 24H2】共有フォルダにアクセスできない
https://yuka-alpha.com/win1124h2

11) 左のUSBポートに下記のUSB-HUBを付けた時の不具合

USB Type-C HUB 7in1 4K@60Hz HDMI出力 USB3.2 10Gbps 100wPD対応 2.5Gbps LAN SDカードリーダー microSD BYL2402 IDEATOR
251202usb1 251202usb2

右側のThunderbolt端子では正常に動作しました。
左側のUSB-C端子では、次の問題が出て使えませんでした。

  1. LAN接続ができない。接続と切断が繰り返される。
  2. USB-Aポートに刺したUSBメモリに書き込みを行うと、USBメモリのファイルシステムが破壊される。

左のUSB-Cポートに直接USBメモリを挿した場合は、問題が起きません。

PD給電問題

USB-HUBに電源を接続後にPCにUSB-HUBを接続しても、PCにUSB-HUBを付けてからUSB-HUBに電源を接続してもPCが充電モードになりません。USB-HUBに電源を付けた状態でPCに認識させた後、USB-HUBの電源を抜き挿しするとPCが充電モードになります。これは、非常に面倒です。

結局PCには電源を直接挿し、USB-HUBはPCを使い終わったら外すという使い方しか無さそうです。PCとHUBのどちらが悪いのか不明ですが、使い勝手が悪いです。他のPD給電対応HUBも同じなのでしょうか?>ALL

Genesys Logic USB HUB Controller と HPのPC と Windows 11 24H2 の組合せで問題が出ているのかも知れません。

デバイスマネージャーのドライバー情報

  • 汎用 USB ハブ : Microsoft 2025/10/23 10.0.26100.7019 USB\VID_05E3&PID_0610, Genesys Logic, Inc. / GL3510 USB 3.1 Gen 1 Hub Controller
    メーカーサイトの製品カタログに無いので古いチップのようです。
  • 汎用 USB SuperSpeed USB ハブ : Microsoft 2025/10/23 10.0.26100.7019 USB\VID_05E3&PID_0625, Genesys Logic, Inc. / Genesys GL3590 SS10 hub controller
    https://www.genesyslogic.com.tw/jp/product_view.php?show=69
  • USB 大容量記憶装置 : Microsoft 2006/06/21 10.0.26100.4768 USB\VID_05E3&PID_0747, Genesys Logic, Inc. / USB 3.0 Card Reader
    https://catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=USB\VID_05E3%26PID_0747
  • Realtek Gaming USB 2.5GbE Family Controller : Microsoft, 2024/10/29, 1156.17.1029.2024, USB\VID_0BDA&PID_8156&REV_3104, Realtek Semiconductor Corp. / RTL8156B(S)G
    Adaptive Link Speed : 無効

LANのドライバーは、MicrosoftではなくRealtekのサイトから最新版を使用しても、左のUSBポートでは使用できませんでした。
https://www.realtek.com/Download/Index?cate_id=194&menu_id=404 Realtek USB FE / GbE / 2.5GbE / 5G / 10G Family Controller Software Quick Download Link 2025/10/09 Version 1156.21.20.1110

Microsoftのドライバーにも2.5Gbpsの設定があります。動作は確認していませんが、もし2.5GbpsがNGなら、Realtekのドライバーを使用するのが良いと思います。

消費電力

Idle状態の消費電力は約1Wです。HPのノートPCは、電源オフ/休止/スリープ時にUSBの電源を切る設定ができないようです。なので、USB機器を付けていると常に電力を消費します。

USBは不具合が出やすいので、その対応ができるように、もっとUEFI BIOS設定を開放して欲しいものです。少なくともLegacyと給電の設定は、BIOSのアップデートで公開して欲しいです。

12) Windows Media Player Legacyが起動しない

次のサイトの情報に従い、アンインストールと再インストールをしたら起動しました。再インストールに時間が掛かります。

このPCは時々動作が極端に遅いことがあります。HP関連のサービスが色々動いているのが原因かもしれません。ASUSの方が余計なプリインストールソフトが少なくて、動作が軽い気がします?

13) Clonezillaが起動しない

再起動時に[Esc]でBoot Menuに入り、USBドライブを選択すると「Selected boot image did not authenticate」と表示され、Clonezillaが起動しません。検索したところ次の記事がヒットしました。

上記記事の1.~7.は正しいです。8.~10.の場所が異なっていました。

8. [Configuration]-[Boot Options]の中にある[Enable MS UEFI CA key]をチェックします。

11. [Esc]でTopメニューまで戻ります。

12. [Security]-[BIOS Start]の中にある[Sure Start Secure Boot Keys Protection]をチェックします。

以上により、Clonezillaを起動することができましたが、非常に字が小さいです。

3. 使用感

1) 画面

OLEDの光沢画面は黒がしっかり出るのできれいです。しかし、反射が気になるので低反射シートを貼りました。その結果、全体に白っぽくなるので、OLEDの良さは半減します。それでも暗い部屋の場合は、LCDよりきれいな気はします。AI PCの壁紙の背景が黒いのも影響しているかもしれません。

使用したシードは下記です。
ガラスフィルム (極薄ファイバー) HP OmniBook Ultra Flip 14-fh0000 シリーズ 向けの 高硬度 アンチグレア 日本製
https://item.rakuten.co.jp/motomoto/fe-glf-ag-pn00402-zf/

貼るのは難しいです。斜めになったので何回も途中で張り直しをしました。カメラ周りのエッジが若干白くなりました。埃が付かないよう風呂場で作業しました。強くこすると、非光沢面に傷が付くので注意しましょう。下記のシートよりは若干貼りやすい気がします。カメラ部が切りかかれているので、多少のずれがあっても気になりません。

[2026/01/09]追記

PDA工房 HP OmniBook Ultra Flip 14-fh0000シリーズ 対応 純黒クリア[超反射防止] 保護 フィルム 反射低減 防指紋 日本製
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DWXBL6WX
こちらに貼り替えてみました。
メリット:白っぽさが軽減し、他の非光沢より黒に深みが増します。指紋も付きにくく、性能は良いです。
デメリット:
高価、貼りにくい(気泡が入りやすい)、貼り方の説明が良くない(位置決めテープを使用しないスマホの貼り方で、ノートPCには不向き)、付属品はクリーニングクロスのみで(位置決めテープ、埃取りシール、スキージ)が無い。

気泡が入りやすく、何回も試行しているうちに埃が入り、非常に貼るのが難しかったです。若干埃が残ってしまいました。埃を取りきるまでは、表のフィルムを剥がさない方が良いです。表のフィルムを剥がすと、セロテープでは粘着力が弱すぎて、フィルムを浮かすのが難しいです。失敗サービスで貼り直しましたが、僅かに埃が残ってしまいました。

2) 重さ

タブレットとしては重いです。本体は1,360gです。 2in1としては軽いです。 充電器はACケーブルを含めて311gです。

3) USBポートの位置

角にUSBポートが付いているので、PCを傾けるとケーブルが机に接初期して、端子に負担が掛かります。USB-Cは接触不良になりやすいので、一般的な横の方が良いように思います。そうすれば、前後の傾きでは負担が掛かりません。

4) USBの電源オフ

PCの電源オフ/休止/スリープ時にUSBの給電を停止することができません。なので、常にUSB機器がオンのまま無駄な電力を消費します。
USB電源連動タップも使用できません。
ASUSのノートPCは、Windows側で給電を切れたような気がします?
BISOのアップデート(機能表示制限解除)をして欲しいです。
大手メーカーのPCのBIOS/UEFI機能制限は、困ることが多いです。デフォルトを動くように設定すれば、動かない設定にしても直ぐに戻せるのだから、機能制限しなくても良いように思えるのですが?

5) 電源ボタンの位置

この位置はタイピングで使う位置なので、危ないです。少し離すか、突起で押しにくくすれば良いかも知れません。

6) 満充電の制限

AC接続をメインで使い常にSOCが100%の状態だと、バッテリの劣化が僅かに速くなります。なので、80%や50%に充電制限ができるメーカが多いのですが、HPの個人向けPCにはこの機能がありません。なぜ個人向けだとその機能が無いのか謎です。アップデートして欲しいです。

7) ペン

個人的にはペンは微妙でした。絵を書くのであれば、必須アイテムだとは思いますが、インターネット閲覧などではペンを使わない方が楽です。慣れの問題もあります。スマホと同様にタッチ操作は誤ってボタンを押しやすいので、Web閲覧でペンやタッチ操作をするのは危険です。

8) UEFI/BIOSの起動時間

再起動後UEFI/BIOSの画面が表示されるまでの時間が長いです。

9) セキュリティロック無し

セキュリティロックの穴がありません。薄型なので強度的に設けられなかったのかも知れませんが、ワイヤーを通す穴などがあればよかったのにと思います。

そこで、モニタと本体の隙間に細いワイヤーを通し、それをワイヤーダイヤルロックで紐づける方法を取りました。

もし、次に買うとすれば、BIOS/UEFIのUSB給電切り替えと、バッテリ満充電SOC変更機能が無いHPは、候補から外れると思います。HPはBIOS/UEFIの制約が多すぎる印象です。

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Windows 11 SSDの交換後0x000000eエラーで起動しない

Cドライブの容量拡大のため、M.2のSSDを交換したところ、0x000000eエラーが出てWindows 25H2が起動しなくなりました。

1. 実施内容の概要

  1. 旧SSDは1TBで、CドライブとDドライブのパーティションを持っています。これに1TBの新SSDを追加し、CとDドライブの容量を2倍にします。
  2. 新SSDは、全てCドライブに割り当てます。
  3. 旧SSDは、全てDドライブに割り当てます。

2. 失敗した手順

  1. Acronis True Image for Western Digital(Westrn DigitalのHDD付PC)で、旧SSDをHDDにバックアップ。

  2. 新SSDをPCのチップセットのSlotに接続。

  3. Acronis True Image for Western Digitalで、旧SSDを新SSDにクローン。
    【エラーの推定原因(間違いかも)】クローンしたSSDは、CとDのサイズが微妙に違い、最後の未割り当てが無くなっていました。Acronis True Imageが最後の未割り当てをCとDに割り当ててくれたのかもしれません? これが原因でしょうか? CドライブのみのSSDなら、問題ないのかもしれません?

  4. 新SSDと旧SDDの接続Slotを入れ替え。(新SSDをCPUのSlot、旧SSDをチップセットのSlotに接続)

  5. PCを起動したら、旧SSDから立ち上がり、旧SSDがC、Dドライブになりました。

  6. UEFI BIOSで起動ドライブを新SSDに変更し、再起動。

  7. 新SSDからWindowsが起動し、新SSDがC、Dドライブになりました。(これで成功したと思ったのですが...)

  8. 旧SSDをdiskpartでCleanし、ディスクの管理で初期化。

  9. 新SSDのDドライブの内容を旧SDDにコピー。

  10. 新SSDのDドライブのパーティションを削除。Windowsを再起動したところ、エラー0x000000eが発生し、起動しなくなりました。

3. 復旧した手順

  1. Acronis True Imageのブータブルメディアを作成するため、別のWindows 11 PC(CrutialのSSD付)にAcronis True Image for Crutialをインストール。USBメモリにAcronis True Imageのブータブルメディアを作成。
  2. USBメモリーをマザーボードのUSBポートに接続。(HUBを使用するとNG)
  3. 起動しなくなったPCのUEFI BIOSを次の様に設定し、[F10]-[OK]で設定を保存し再起動。
    [Advanced Mode]-[Boot]-[Boot Configuration]-[Fast Boot]-[Disabled]。
    [Advanced Mode]-[Boot]-[Secure Boot]-[OS Type]-[Other OS]。

ASUS : 起動オプションを変更するための関連する設定の調整方法
https://www.asus.com/jp/support/faq/1013017/#B3

  1. USBから起動したら、HDDにバックアップしていた旧SSDのイメージを新SSDにコピー。完了後PC再起動で、新SSDからWindowsが起動しました。
    この時、パーティションのサイズは、旧SSDと同じになったようで、最後の未割り当て領域ができました。

  2. 新SSDのDドライブのパーティションを削除。

  3. MiniTool Partition Wizerd Freeをインストールし、回復パーティションを末尾に移動。

  4. msinfo32で回復パーティションの開始位置を確認したら4096で割り切れなかったので、MiniTool Partition Wizardで回復パーティションの前の未割り当て領域の単位をMByte単位にして、小数点以下が0になる位置に修正。
    (全く無駄が出ないのは4096Byte区切りですが、Minitoolでは単位をGB/MBにしか変更できないので、小数点以下を0にしました。)

  5. ディスクの管理でCドライブを拡大。

  6. その後、将来のWindowsのアップデートで回復パーティションの拡大ができるようにするため、ディスクの管理でCドライブの領域を少し小さくし、MiniTool Partition Wizardで回復パーティションを少し前に移動し、小さい未使用領域を回復パーティションの後に設けました。回復パーティション+未使用領域で1500MBを確保しました。

4. 安全だと思われる手順

  1. Windowsのクリーンアップなどで、ゴミ箱など不要なファイルを削除。エラーのチェックをします。

【Windows 11】ディスククリーンアップの手順を図解!うまくいかない場合の解決方法も
https://tenshoku.mynavi.jp/engineer/guide/articles/Y9hSghAAACYAQJ3-

  1. Acronis True Image等のバックアップソフトで、SSD全体(ディスク全体)をHDDにバックアップ。【重要】

Acronis ディスクとパーティションのバックアップ
https://www.acronis.com/ja-jp/support/documentation/ATI2025/index.html#7937.html

この時、バックアップソフトに作成したイメージのチェック機能があれば、有効にします。

  1. Acronis True Image等のバックアップソフトで、修復用メディア(USBメモリ)を作成。【重要】

Acronis ブータブルメディア の作成
https://www.acronis.com/ja-jp/support/documentation/ATI2025/index.html#26974.html#kanchor58

  1. 新SSDを空きSlotに接続し、Acronis True Image等のバックアップソフトで、バックアップイメージを新SSDに書き込みます。

Acronis パーティションとディスクのリカバリ
https://www.acronis.com/ja-jp/support/documentation/ATI2025/index.html#7943.html

直接SSD同士でコピーするより非効率ですが、バックアップイメージが正常であることが確認できるので、その後の作業で失敗したときにやり直しができます。

  1. 旧SSDと新SSDの接続スロットを入れ替えます。(新SSDをCPUのSlot、旧SDDをチップセットのSlotに接続します。)

  2. UEFI BIOSでBootを新SSDからするように変更します。この後、高速起動や再起動などを行い、問題が無いかを確認します。
    (ここから先の作業で旧SSDを消すので、戻れなくなる可能性があります。なので、複数のパターンで起動することを確認します。)

ASUS [マザーボード] 起動デバイス(ブートデバイス)の優先順位を設定する方法
https://www.asus.com/jp/support/faq/1053205/

  1. 管理者としてコマンドプロンプトを起動し、「diskpart」「list disk」でリセットするディスクを確認し、「select disk [番号]」「Clean」で旧SSDをリセットします。次にディスクの管理で初期化と新しいシンプルボリュームのフォーマットします。

OSの入っていたSSDをEFIや回復パーティションも含めて初期化する方法
https://jisakuhibi.jp/archives-1063248992

  1. 新SSDのDドライブの内容を旧SDDにコピー。

  2. ディスクの管理で新SSDのDドライブのボリュームを削除。

ASUS [Windows 11/10] パーティション/ボリュームの作成、拡張、縮小、削除
https://www.asus.com/jp/support/faq/1044688/

  1. ディスクの管理で旧SSDのドライブ名をDに変更。Windowsの再起動をします。

※ ディスクの管理でボリュームの削除やドライブ名の変更ができない時は、MiniTool Partition Wizerd Freeを使用します。

  1. MiniTool Partition Wizerd Freeをインストールし、回復パーティションを末尾から少し開けた位置[*1]に移動。回復パーティションの前の未割り当て領域の単位をMByte単位にして、小数点以下が0になる位置に修正し、移動を実行。

Windowsでパーティションをディスクの最後/先頭に移動する方法
https://jp.minitool.com/partition-disk/move-partition-to-end-beginning-of-disk.html

[*1] 回復パーティションと未割り当ての合計が1500MBくらいあれば、将来の拡大に備えられると思われます?

  1. msinfo32で回復パーティションの開始位置を確認し、4096で割り切れることを確認。

SSDすべてのパーティションを簡単にアライメントする方法は何?
https://www.partitionwizard.jp/partitionmagic/ssd-alignment-tool.html

  1. ディスクの管理でCドライブを拡大。

5. Acronis True Imageの問題?

Windows 10にインストールしたところ、PCの動作が非常に重くなり、USBドライブが認識できなくなり、異常終了も発生するようになりました。アンインストールも失敗しました。

なので、Acronis True Imageをインストールする前に、復元ポイントを作成しておいた方が良いです。

不安定な状態では修復もできないので、Cドライブを外して別のPCに接続し、別のPCでAcronisのフォルダを別フォルダに移動してAcronisが起動しないようにして、元のPCに戻しました。これで若干改善しますが、Acronis以外のフォルダにもAcronis関連のファイルがあるようで、動作が非常に重いままです。空き容量が17GBくらいだったので、これも不安定の要因かも知れません。

また、HDD同士のファイルのコピーで削除できないファイルやコピーできないファイルが生じました。

Acronisをインストールすると、Windows起動時に多くのプロセスが起動してディスクアクセスを監視するようです。これにより、上記障害が出るのかも知れません。

なので、セルフディフェンス機能を無効にした方が良いと思われます。

Acronis Cyber Protect Home Office、Acronis True Image:WindowsのActive Protectionを無効化する方法について
https://care.acronis.com/s/article/60190-Acronis-Cyber-Protect-Home-Office-Acronis-True-Image-how-to-disable-Active-Protection-in-Windows?language=ja

お知らせ:もしあなたのPCにAcronis True Imageが入っているなら、Western DigitalのSSDに無料でついてくるツールだけど、気をつけて!勝手に自動起動するようになって、VRのパフォーマンスにめちゃくちゃ悪影響を与える可能性があるんだ。これが、無効にした時と有効にした時のパフォーマンスの違いだよ。
https://www.reddit.com/r/virtualreality/comments/17t4oam/psa_if_you_have_acronis_true_image_installed_on/?tl=ja

「最新の情報に更新」をしないとファイルが表示されない
https://blog.mochiring.net/archives/144

Acronis True Image for Western Digitalの使用期限は5年です。5年以降も使うのであれば、有償版を購入するか、別のHDDやSDDを増設して付属のTrue Imageを使うことが考えられます。当方はCrutialのSSDを入れたので、期限が来たらCrutialのTrue Imageにしようかと思っています。または、Clonezillaを使うかも知れません。

6. ClonezillaとRescuezilla

Clonezillaもエラーが出たことがあるのですが、UEFIでも起動がうまく行けば、コピー元のWindowsが起動していない状態でバックアップできるので良いかも知れません。
https://clonezilla.org/

SSD換装+OS丸ごとデータ移行を無料ソフト「Clonezilla」でやろう
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1636746.html

Rescuezilla
https://rescuezilla.com/

Clonezillaの注意点

  1. 古いPCに新しいClonezillaを使用すると、バックアップ終了時にハングアップすることがあります。その時は、Alt + PrintScreen を押しながら、r、s、e、i、u を押してPCを再起動してください。

  2. Clonezilla終了時に再起動を選びWindowsを起動すると、PCのハードウェアの設定がLinuxのまま残るところがあるようです。これによりWindowsでスピーカから音が出るのに、ヘッドホンを挿すとヘッドホンから音が出なくなることがありました。なので、Clonezilla終了後は、電源を切ってからWindowsを起動したほうが良いです。

  3. Windowsのディスクの管理で、パーティションが削除できない(緑枠で表示された)、ドライブレターが変更できない、等の問題がありました。MiniTool Partition Wizardで対応しました。

  4. 作成したイメージが壊れていて、戻せない時がありました。なので、特に必要無ければ初心者モードを使い、作成したイメージをチェックしたほうが良いです。エキスパートモードでPartclone以外を選択すると、チェックがスキップされるようです?

7. 新旧SSDの比較

  • 旧SSD : Crucial P5 1TB 3D NAND NVMe™ M.2 SSD CT1000P5SSD8 PCIe Gen3 3,400MB/sec
  • 新SSD : Crucial T500 1TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD CT1000T500SSD8 7,400MB/sec
    P5もT500もDRAM付きです。

温度

CPUのSlotに付けたT500は、グラフィックボードとCPUに挟まれていて放熱しにくいので、ファンを付けています。
akasa Gecko Cooler M.2 SSD用ブロワーファンクーラー A-M2HS03-BK : 販売元 アイネックス
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C436GQ6F

チップセットに付けたP5は、マザーボード付属のアルミ板1枚の平板放熱版を付けました、

気温25度で、T500は36度、P5は47度です。
P5はアクセスが無い状態でこの温度です。P5をCPUのSlotにファン付きで使用していた時は40度くらいでした。
なので、ファンの差もありますが、T500の温度が4度くらい低いです。

[2026/03/15]追記

P5にもブロワーファンクーラー A-M2HS03-BKを付けました。脇にあるPCIソケットのロックラチェットがファンに当たるので、時計ドライバーでこじってロックラチェットを外しました。

Replacing a Broken PCI Express Clip on Your Motherboard (2:17~) : Chill Builds : 2024/01/21
https://www.youtube.com/watch?v=SxGWLS_zHIM

GPU PCIe Clip Lock Replace first video worldwide By:NSC : 2023/08/30
https://www.youtube.com/shorts/yKO7UWYt2Bo

位置はGPUに隣接した真下なので、GPUの反対側の下面から吸気する方向にしました。ケース前方への吹き出し方向になるので、ケース内の空気の流れとは逆行します。マザーボードのFANの空き端子が無いので、Yケーブルで2つのSSDのFANに接続しました。冷却効果はとても大きく、T500と同じ程度のの温度になりました。このファンは騒音と冷却能力の点で優れていると思います。SSDはスペースが狭いので、軸流ファンより遠心ファンの方がSSDの冷却には良いと思います。
T500(CPU Slot、上吸気、左吹き出し)260315ssd_t500P5(Chipset Slot、下吸気、右吹き出し)260315ssd_p5

速度

正確な測定はしていませんが、ソフトの起動などディスクアクセスが多い動作が明らかに速くなりました。

その他のSSDの候補

  • Western Digital WD BLACK SN850X M.2 SSD 1TB NVMe PCIe Gen4 x4 WDS100T2X0E-EC
    SN850XはDRAM付きで、高発熱高速だそうです。少し古いです。
  • Western Digital WD Black SN7100 M.2-2280 SSD 1TB NVMe WDS100T4X0E-EC
    SN7100はDRAM無しですが、十分高速で低発熱なようです。

Micronは民生ブランドのCrucialのSSDを2026年2月で終了するようです。

8. 余談

起動ドライブ(HDD、SSD)の交換は主にClonezillaで4~5回以上やりましたが、1度で成功しない確率が高いです。なので、PCに詳しくない人は、専門店に任せたほうが良いと思います。

Clonezilaのディスクイメージからファイルを取り出すことは可能です。また、ディスクイメージが破壊していても、一部救出することができる場合もあります。方法はLinuxのコマンドラインを使用します。LinuxのPCが無い場合は、VirtualBoxなどでLinuxの仮想環境で作業できます。具体的な方法は、ChatGPTなどのLLMで教えてくれます。

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