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ASUS TUF RTX 5080 と RealFlight VR Mode

TUF-RTX5080-O16G-GAMINGを購入しました。
目的はRealFilghtのVRモードでの画質改善です。変更前はTUF-RTX3070です。

結論 : 3070->5080にすると、画質は若干改善しますが、コマ落ちは改善しません。コマ落ち対策としては、通信環境の改善の方が効果的です。6GHzのアクセスポイントから2m位の距離で2401Mbpsを安定して受信できると、コマ落ちが少なくなります。

1. 選定の経緯

1) メーカ
マザーボードがASUS(PRIME Z690P)なので、共通のユーティリティソフトが使用できるASUSにしました。
(TUF RTX3070はユーティリティソフト(Armoury Crate)を使用しないと、LEDを消灯できなかったのですが、TUF RTX5080は初期状態が消灯です。なので、ソフトを使用しませんでした。)

2) 5070Ti / 5080
PCの電源が12VHPWR非対応の860Wなので電力不足が心配でしたが、CPUがCore-i9-12900無印(TDP65~202W)なので、5070Ti(TDP300W)ではなく、5080(TDP360W)にしました。

3) PRIME / TUF / ROG
低騒音を重視し、PRIMEではなく放熱フィンが大きくファン停止状態が長そうなTUFにしました。
ROGは12VHPWRのピン電流監視機能(Power Detector+)があるので少し迷いましたが、価格が高く、コネクタとケースの隙間も小さくなり、電源配線の曲げが厳しそうなので止めました。

2. 付属品

1) 12VHPWR - PCIe8pin x 3の変換アダプタ
コネクタに対し線が直線で出ているので、PCケースに曲げるための余裕が必要です。当方のケース(Cooler Master SILENCIO S600)ではケース内側にケーブルが当たる状態です。熱収縮チューブの部分はできるだけ曲げないようにしました。これがぎりぎりだと思われます。背が高いROGだとL字型コネクタに置換が必要だと思われます。

[グラフィックスカード] NVIDIA® GeForce RTX® 40 / RTX® 50 シリーズ搭載グラフィックスカードの取り付けに関するヒント
https://www.asus.com/jp/support/faq/1049038/

RTX 4xxx and 12VHPWR / 12V-2x6 Cable Guidance
https://knowledge.seasonic.com/article/72-psu-recommendations-for-nvidia-rtx-4000-cards

2) グラフィックスカードホルダー
商品紹介の写真では分からなかったのですが、六角のサポートが付属していました。

3) マジックバンド?
目的が分かりませんが、マジックバンドが付いていたので、電源ケーブルをまとめるのに使用しました。

3. PCの電源

Fractal Ion+ 2 Platinum 860Wです。電源のPCI-E 8-pin[6+2]のコネクタケーブルが2本付属していたので、GPUに使用中の1本を加えて合計3本のPCI-E 8pinを使用しました。Sycomは余剰部品が付いているので助かります。

4. 設置

12VHPWRのコネクタ部に力が掛からないようにするのに注意しました。
ヘアドライヤーで線を柔らかくして曲げ癖を付けると良いと思われます。
高負荷のゲームやベンチマークをしないので、これでも今のところ問題ありませんが、お勧めはしません。
250905rtx5080_01

5. 設定

交換前のRTX3070がRTX5080と同じドライバーなので、そのまま認識すると思ったのですが、ドライバが起動せず、非常に解像度が低い状態で起動しました。
WIndowsの設定は2560x1440になっているのですが、映っているのはVGAを横長にしたような状態です。
文字が読みずらい状態でASUSのサイトを確認したところ、ドライバはRTX3070で使用していたものと同じだったので、それを再インストールしました。
途中のブラックアウトの時間がかなり長く心配したのですが、無事ドライバが動き正常になりました。
設定もRTX3070を引き継いであり、G-SYNC 120Hzで動いていました。

6. 電力

1) PC全体の電力(モニタ除く):KWS-AC301Lを使用し、Excelのマクロでログを取得しました。なのでExcelマクロ動作中の電力です。
Windows Idle:3070=68W、5080=72~80W。5080が少し変動が大きいですが平均的には5Wくらい5080が大きいようです。
RealFlight Evolution Idle:3070=217W、5080=151W
Aero Fly RC10 Idle:3070=127W、5080=130W

ソフトにより傾向が異なります。使用頻度が高いRealFlightは5080の方が電力が低くデスクトップではファンが回りません。VRだと270~280Wくらいでファンが回りますが、静かです。

2) HWiNFO64で測定した結果です。
Windows Idle:GPU=11W、CPU=17.5W。PC全体が73Wくらいなので、GPUとCPU以外で44.5W消費しています。PCH温度が62℃なので、チップセットの電力が多いようです。SSD温度は40~42℃でこちらも消費電力が大きいようです。

消費電力が大きければ、GPU-Tweak-IIIでクロックを下げようかと思ったのですが、大差はなく温度も低いので、GPU-Tweak-IIIは入れてません。

参考:電力計 KWS-AC301L
https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2022/09/post-0d4c5b.html

7. ソフト互換性

1) 一番互換性がシビアなWindows 7対応の地デジチューナーBuffalo DT-H10が動作しました。
2) HWiNFO64が5080を認識しませんでした。最新版に更新したら認識しました。
そしたらHWiNFO64が次の警告を出しました。
「警告(ISA Lock)別のアプリケーションが、共有同期オブジェクトを長時間保持することでHEiNFOをブロックしています。これにより、HWiNFOの起動が非常に遅くなり、ハードウェアへのアクセスに長時間かかる可能性があります。以下のアプリケーションを更新するか、使用を中止することを検討してください。問題があるアプリケーションは次の通りです。C:\Program Files (x86)\ASUS\AXSP\4.03.25\atkexComScv.exe」

対処
[中止]を選択し、ASUSのサイトのArmoury_Crate_Uninstall_ToolとUninstallAI3Tool_1.00.04を実行しました。

250711_5080hwinfoerr

8. 性能

1) RealFlight
当たり前ですが2Dでは3070と変わりません。2Dだとアイドルから+7度くらいでファンが回りません。VRだとファンが回ります。

VRはVirtual Desktopの設定をHighからUltraやGodLikeの72fpsにすることで改善しました。しかし、コマ落ちは改善しません。そこで、色々な条件でコマ落ちを調べて見ました。
1) 録画あり、USB Castありだとコマ落ちが多い。MQDHのUSB CastをOSBで録画しています。
2) 録画無し、USB Castありでもコマ落ちします。
3) 録画無し、USB Castなしでも若干コマ落ちします。580Mbpsでつながっていますが、電波は安定度が有線より劣るようです。

USB接続はQuest Linkしかできないので、Quest LinkでSteamVRを使用してみました。
1) 録画あり、USB Castありだとコマ落ちが多いです。
2) 録画無し、USB Castありでもコマ落ちします。
3) 録画無し、USB Castなしにすると殆どコマ落ちしません。2.5MbpsのUSB接続が効いているようです。
4) SteamVRの解像度を300%以上にすると画質が改善します。

以上のことからコマ落ちの要因は以下の通りだと思われます。
1) WiFiだと通信の不安定性により、コマ落ちする。WiFi6eにすれば、改善するかもしれません。
2) CastをするとQuest 3側の処理能力不足でコマ落ちする。これは改善の余地が無いです。
3) 録画をするとPCの能力不足でコマ落ちする。VRと録画のPCやGPUを分けることが考えられます。

録画とCastをしないのであれば、Quest LinkのUSB接続でSteam VRをレンダリング解像度200~300%で動かすのが、画質とコマ落ちの面で最も良いと思われます。

Virtual Desktopは、WiFiを使うので、GodLikeでレンダリング解像度が約150%となり、コマ落ちも発生します。WiFi接続である点と、パススルーができる点ではVirtual Desktopが良いのですが、Steam VRがパススルーに対応しません。

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