SONY VAIO F VGN-FZ61B NVIDIA GPU 修理
2007年12月に買ったSony VAIO Type F VGN-FZ61Bが5年8ヶ月で壊れました[2012/08]。原因はNVIDIA GeForce 8400M GT GPUの故障と思われます。Sonyからは3年間の保障期間延長が発表されていますが期限切れで、修理を問い合わせたところ有償になるとのこと[2012/09]。(今このページを見ると私がSonyに問い合わせた日より後の2012/12/20で終了となっており、無償修理できたようです。ソニーの電話サポート者に騙されました!)
http://vcl.vaio.sony.co.jp/support/info/2009/028.html
Sonyの修理代が高価なので、修理をあきらめ新しいパソコンを買いました。その後、色々調べたところ、Sonyより安く修理してくれるところを見つけたので、修理に出してみました。修理期間は1日でした。[2012/10]
http://www.jamtek.co.jp/
お店の人の話によるとVGN-FZ61Bはこの不良が多いそうで、多数直しているようでした。不具合の原因は、GPUの半田付部の接触不良でGPUは交換していないそうです。BGAなので少々信頼性が心配ではあります。
www.pfu.fujitsu.com/about/technology/no27/images/27-11.pdf
http://studio-yamada.jimdo.com/
http://www.irohani.chakin.com/Repair_records/Note_PC_2.htm
http://www.hakko.com/japan/products/hakko_rework.html
ヒートシンクの内側にゴミが溜まっていたので、排気側から空気を吹き付け、吸気側から吸い出してくださいと言われました。外側からは見えないところです。
修理されたPCは温度が約10℃位下がったような気がします。温度測定には、
http://openhardwaremonitor.org/
を使用してみました。
今後寿命を少しでも延ばすためにクーラーを買いました。最初は効果が評判の下記を買おうかと思いました。
http://www2.elecom.co.jp/accessory/cooling-sheet/sx-cl03/
しかし埃が入りそうだったので、下記を購入し、吸い込み口に換気扇用のフィルターを貼り付けました。
http://www.deepcool-jp.com/Product/N1/Design/
アイドル状態でもGPUの温度は51℃と60℃を往復していて、効果は良く分かりませんが、パソコンの下面温度は触感ではかなり下がったようです。
ASUS G73SwのGPU温度を測ったところ、結構高いことが分かりました。GTX460Mともなると発熱も大きいようです。ASUSは壊れると修理に時間が掛かりそうなので、下記のクーラーを購入してみました。
http://www.zalman.com/jpn/product/Product_Read.php?Idx=280
こちらも換気扇フィルターを貼り付けました。高負荷ではGPUは75℃から72℃位に下がるようです。パソコンの下面温度は触感ですが下がったようです。
その他、家族が使っているノートパソコンは、Sandy Bridge、Ivy Brdge i5なのですが、これらは元々パソコンの下面の温度が低いので、クーラーは効果無しと判断しました。
VGN-FZ61BをWindows8/8.1にしました。Vistaより動作が軽くなりました。詳細は当ブログの別記事参照。https://bigarrow.tea-nifty.com/blog/2012/11/vgn-fz61b-windo.html
関連情報
http://pc-pc.biz/wp/1388
http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2011-07-06
http://blogs.yahoo.co.jp/super_noborin/62704811.html
http://bunkai2010.web.fc2.com/sony_pc/vgn_fz31b/sony_fz31b.html
■ 2回目の故障 -> GPU半田付の修理 [2016/07/02]
修理業者でGPUの半田付を修理したFZ61Bが再び同じ症状で壊れました[2016/05/02]。修理から約3.5年です。GPUの再半田付けは信頼性が更に落ちて長持ちしないと思うので、業者での修理はせず、代わりのPCをヤフオクで買いました。そこで、不要になったFZ61Bを炙ってみました。
※ 壊れたのはClonezillaでのバックアップ時でした。Clonezillaの並列bzip2を選択すると、非常にCPU温度が上がるので、温度に弱いPCには使わない方が良いと思います。
◆ 事前調査
ネットの記事は、失敗例でも参考になるので、とてもありがたい情報です。
下記は2回失敗してますね。温度と時間が不足しているのかも知れません。
https://youtu.be/tjWXExWM4RU
https://youtu.be/_ywaQ6wPpJw
ヒートガンよりかなり安いガストーチの例です。温度コントロールが難しいと思います。
https://youtu.be/bnkQNmKauEc
オーブンの例です。温度と時間がコントロールできるので、良いアイデアかも知れません。220℃、2.5分2回だそうです。コネクタ部をアルミホイルでカバーしてますが、丸ごと炙るので、高めの温度設定は難しいのかも知れません。2週間くらいしか持たないと書かれています。
https://youtu.be/lHtRD_akBuE
2年持ったらしいです。フラックスを使ってますね。
https://youtu.be/mIq_EjOQ5_Y
料理用の温度計があると便利らしい。短期間で再発しているようです。
http://blogs.yahoo.co.jp/vabit1954/12611471.html
http://blogs.yahoo.co.jp/msocks1963/64131235.html
直ったという記事です。
http://royalwin.blog.so-net.ne.jp/2011-07-06
ヒートガンでは直らないという記事です。まあ、ヒートガンレベルの信頼性では、プロレベルではないということでしょう。
http://studio-yamada.jimdo.com/2014/01/23/gpu-soldercrack-repair/
http://blog.goo.ne.jp/pcgodz/e/c540d10e7b35238c52cb1a8059b3c8d9
類似機種FZ51Bの業者によるリボール修理。
http://pc-pc.biz/wp/6356
eBayにはbga reball kitが多く販売されてますが、もしやるなら業者に頼んだ方が良さそうです。
この記事が比較的高温長時間です。フラックスを使用してます。
http://akira-junkbox.blogspot.jp/2012/03/asus-w7s.html
フラックスを付けた方が成功率が高くなるらしいです。フラックスを使用した場合はフラックス残渣による短絡を避けるため温度をしっかりかけて不活性化しておいた方が良いかもしれません。私は、板金用とステンレス用の液体フラックスしか持っていなかったので、フラックスを使用しませんでした。
◆ 準備
300℃まで測定できる料理用のデジタル温度計を買いました(MEAT THERMOMETER KITCHEN DIGITAL COOKING FOOD PROBE NICE BBQ DETECTOR TOOL:eBayで送料為替手数料込204\)。
ヒートガンは熱収縮チューブ用に所有していたもので、1200W、50~590℃です。温度調整のダイヤルと、温度を示すLEDが6個付いています。
◆ 分解
ノートPCの分解は手順が分からないと非常に難しので、このような記事は非常にありがたいです。特に爪の位置が有用です。VGN-FZ51Bの記事ですが、全く同じ構造でした。
http://mojy.hatenablog.jp/entry/2013/10/05/213555
高温にするのでマザーボードを筐体から外す必要があります。タッチパッド等のFFCと無線関係の子基板を外せば、マザーボードも外せます。この部分のFFCソケットのロック機構は跳ね上げ式でした。バックアップ電池、CPU、メモリーも外しました。GPUの放熱面のグリスは拭き取りました。
※ コネクタ(特にFPCソケット)は構造をよく理解していないと、壊す危険があります。キーボードにはスライド式、タッチパッドには跳ね上げ式のロック機構が付いていました。
◆ カバー
アルミホイルを2枚重ねました。ヒートガンの風で浮かないように、GPUから少し離れたところを接着力を弱くした両面テープで貼りました。
◆ 台
樹脂だと変形してしまうし、金属だと熱が逃げるので、木の板の上に基坂を置きました。
◆ 加熱
正確には温度も時間もコントロールできなかったのでかなり適当です。ネットでの情報では加熱が十分でないと再故障までの期間が短いようなので、高温・長めにしてみました。ヒートガンの風量はチップ部品が飛ばないように弱にしました。時計と温度計を見ながらヒートガンのダイヤルを徐々に上げ加熱しました。ヒートガンとGPUの距離は1~2cmです。大雑把な時刻別の温度は以下の通りです。合計で約6分です。
約0~1分:常温から100℃強まで温度を上げプリヒート。
約1~3分:100℃強から200℃強まで徐々に温度を上げる。
約3~6分:200℃強~300℃弱で半田を溶かす。この時、半田付けをするときのにおいが発生しました。片面からの加熱なので、高めの280℃位を目安にしましたが、温度を上げすぎて温度計がオーバーレンジ表示(300℃以上)になってしまいました。部品の許容温度を超えているので、壊れても仕方ない温度です。
◆ 放熱
そのまま、温度が下がるまで放置しました。
◆ 放熱グリス
GPUとCPUに放熱用のシリコングリスを薄く塗って組み立てます。
◆ 組み立て
FPC/FFCの挿入が難しいですね。折って導体を切らないように注意が必要です。
◆ 結果
まだ数分しか動かしていないのですが、直りました。但し、何分持つのかは不明です。[2016/07/02] ->パソコン冷却台の上に乗せた状態でWindows10へのアップグレードには耐えました。数時間は動いています。
■ 3回目の故障 -> GPU半田付の修理 [2018/05/03]
Windows 10 1803への更新中に、画面が点滅後、画面異常になり、自動的に前のバージョンに戻す作業が始まり、1709に戻りましたが、画面にゴミが表示される異常が残りました。前記2回目の故障時の修理時と同じ手順で修理し、復活しました。今回も温度計で300度越えまで温度を上げました。半田面は300度までは上がってないと思います。前回修理から約2年弱ですが、2回目の故障以降は殆ど使用していないので、ヒートガン修理後の寿命は短いようです。今回は、GPUにヒートシンクを押さえつけるバネを少し強めに変形させ組み込みました。修理後1803に無事バージョンアップしました。
■ 内蔵電池寿命 [2018/01/06]
AC電源を抜くと時計が止まってしまいます。内蔵電池が寿命になったようです。そこで、内蔵電池の種類を検索しました。2.4V 15mA NiMHと書いております。
https://www.note-pc.biz/blog/?p=109
検索するとamazon.co.jpなどで売っていることが分かりました。eBayで探したら、もう少し安い20mAhが売っていたので、これを注文しました。
https://www.ebay.com/itm/182725214530
15mAhを20mAhにするので、厚みが心配だったのですが、実際は全く問題ありませんでした。コネクタも同じものだったので、そのまま付きました。
■ Windows 10 1809 [2018/12/30]
Widows 10 1809への更新をしました。1803のセキュリティ更新も含め、半日以上もかかりました。更新後は普通に動きます。冬で気温が低いこともあり、GPUの半田は無事でした。
■ 4回目の故障 [2019/08/14]
Windows 10 1903の8月の定期更新で故障しました。症状は同じなので、GPUを炙れば一時的には直ると思いますが、直ぐに故障しそうなので、今回は修理しません。
⇒2020/07/18に炙ってみました。半田付け状態がかなり悪くなっていると思ったので、300℃越えを長めにしたのですが、起動しなくなりました。熱で壊してしまったようです。リサイクルマークがあるPCなので、処分のためHDD、ODD、メモリー(他のPCのODDが故障した時の補修用)を外して郵便局に持っていこうと思います。
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